「第1回全日本ステージ・レースinいわて」の
第4ステージ個人ロードレースが
例によって「立哨員」です。
八幡平でのレースをお手伝いするのは初めてでしたが、
紫波町で行われているロードレースとは
ちょっと違いがありました。
(写真は、上坊牧野の中の道路を走る選手たちです)
【道は人を呼ぶ】
私は「18番立哨」でした。
焼け走り溶岩流に登る大きな道路と、東八幡平に行く近道「上坊牧野(わんぼうぼくや)」を通る道路の交差点です。
この道路、結構、車が通りますが、すべての車を止めなければなりません。
帽子をとってきちんとお辞儀をして、
「すみません、自転車ロードレースでご迷惑をおかけしています。どちらに行かれますか。」
返ってくる答えは4通りです。
�@「焼き走り国際交流村」に行って温泉に入ったり、溶岩流を見たりする
�A焼け走り登山口から岩手山に登る
�B7月5日に開通した道路・パノラマラインを走りたい
�Cそこから右に曲がって東八幡平に行く
�@と�Aの時は旧道を迂回して目的地まで行けますので、その獅�説明して進んでもらいます。
�Bの時は
「すみません。
その道路は12時までレースコースとしてお借りしています。申し訳ありませんが通れません。」
�Cの時は
「すみません。
その道路は12時までレースコースとしてお借りしています。下の道路まで戻って迂回をお願いします。」
多かったのは�Bのケースです。
新しい道路を走ってみたいという方々がたくさんいるんだなぁ…と新たに認識しました。
そのほか
スキーのクロスカントリーの中学生がローラースキーで何回も何回も登りの練習をしていましたし、
田頭公民館から出発したという子ども会の人たちがゴミ拾いをしながら、汗だくになりながら歩いて登ってゆきました。
もちろん
自転車レースを見に来た方もおられましたが、一番少なかったように思います。
道路は、目的地に行くために通るものだという認識でしたが、道路そのものに通る目的があることも知りました。
【県外の人たち】
県外ナンバーの車が多くとおります。
岩手日報にコース図面と道路規制予告が大きく載っていましたが、
県外の方は、ロードレースのあることを知らずにおいでになりますので、私たちが叱られたりもします。
8時から12時までの4時間、ご協力をいただくしかありません…ひたすら頭を下げるわけです。
やっぱり、まだまだ、スポーツの地位は低いのです。
「全日本の大会!すばらしいことをやっているね。
めったにこんなアップダウンのある長いコースでのレースは出来ないよね。
参加した子どもたちも幸せだよね。いい経験になる。
そうそう、そういえば今年のインターハイの自転車ロードは「鈴鹿サーキット」だったよね。
調べたら高低差が52mしかないらしいよね。かわいそうだ、弱い選手でも勝てるコースだ。
係員、ご苦労さま。じゃあ、迂回するよ。」
なんて、ただの一度も言われませんでした…。
(ちなみに今日のコース高低差は、およそ220mです。
昨年、全日本実業団大会を行った時の紫波のロードコースの高低差でも、およそ110mでした。
どうでしょう、
全国の高校生にすばらしいコースを準備してあげました。誇るべきことだと思いませんか。)
【18番地点:ここから一気に標高差約200mを登りきります】
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『ぼくや(牧野:家畜を放したり、飼料の草などを採取する野原)』はMicrosoft IMEでは漢字に変換できないことを発見しました。
ちなみに
「まきの」と打てば牧野と出ます。