がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

大食堂の秘密

高校野球夏の県大会の開会式のテレビ中継を見るのは、初めてかもしれません。

これまで、「私の休日」に行われていた記憶がありません。

今年は偶然「土曜開催」だったのでしょうか、あるいは、意図的なものだったのでしょうか、

それとも、私が今まで気づかなかっただけでしょうか。

いずれにしろ、じっくりと見せていただきました。

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関東自動車工業の工場を見学したことは、昨日、お知らせしています。

見学ルートは「第二ライン」という、2005年11月に稼動した生産ラインの一部を見て、最後に食堂を抜けて戻ってくるというルートでした。

(なんで、最後に食堂なんだろう?)

とは思いましたが、案内にしたがって見学です。

私たちは、

見学者用のオレンジ色の帽子をかぶり、耳には無線レシーバーにつながったイヤホンを装着します。

レシーバーからはガイドをしてくださる方のマイクの音が聞こえてきます。

(よし、メ[ルャWション確保!)

あちらこちらでガイドの方のお話を聞いた経験から、あつかましくも一番前に出てついて歩きます。

いくら音声が聞こえても、ガイドの方の表情や目線や身振りが見えないとさっぱりわからないことがあるからです。

見学者用の通路もきちんと確保され、さらに、その通路には説明やら何やらが表示してあって、「工場を見せること」についてもきちんと考えてあります。

しかも、掲示は「生産ライン」の説明にとどまらず、「環境・社会貢献活動」についての説明、また、オリンピック選手を擁するセーリングチームの活動の報告などもあります。

(ああ、そうか、やっぱり「工場での生産」だけではなく「企業としての貢献」も知らせたいんだな)

ほ〜、とか、へぇ〜、とか、なるほどねぇ〜、とかいっているうちに、検査工程まで進んで来ました。

これから食堂に案内する…と仰います。

大きな食堂です。開発センターがその一部にオフィスを構えるまえは1000人収容の食堂だったそうです。

今でも800人は入るとのことです。

でも普通の食堂です。

(なんで、最後に食堂なんだろう?)

食堂の出口に行くと、壁に絵が飾ってあります。ここで、再び説明がありました。

知的障害を持つ人たちの公募展として毎年開催されている「きららアートコレクション」に出た作品や、花巻市にある「ボーダレスアート・コレクション るんびにい美術館」の作品などを展示しているとのことでした。

(ほほう!)

食堂の出口にはロビーのようなところがあります。

そこでは、たしか2つの授産施設の方々がブースをひらいて、施設でつくったパンなどを販売してもらっているということでもありました。

(ほほほう!)

つまり、大食堂は従業員に食事を提供する場所だけではなくて、

地域の人たちに活動の成果を披露してもらう場所でもあったわけです。

(ああ、そのために、食堂を回るのか!どういう会社か良くわかるように…だな。)

すべてを見せていただいたような気がしました。

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中学校のPTAの皆さんが学校見学に来た時に、学校の説明をし、ご案内をするのは私の仕事ですが、

なんと不十分な説明とご案内であり、なんと不十分な広報体制であるか…ということを感じています。

今日は自分で、「ギャフン」と言います。