しばらく学校に行っていませんでしたが、その間に、りんごの花がすっかり開いていました。
「農場日誌(農場管理簿)」には「潅水・育苗管理」の記載があります。
そういえば、水を張った田んぼが、ちらほらと見え始めました…春本番。
(ちなみに、先月末のりんご畑の様子はこんな様子でした。)
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◆ヒトと猿が別れたのは何年前か知ってる?
◇えっ、藪から棒に。そんなこと知るはずもありません。
◆DNAを根拠にした説によれば、ヒトと猿は
「600万年から1700万年前に共通の祖先から分岐したと推定されている」とされているよ。
◇じゃあ、あと600万年経てば、猿がヒトになる可能性もあるんですか?
◆あるはずないね。
もう分かれてしまったから、別々の道を歩くほかないらしい。
◇ああ、そうですか。
じゃあ、
猿がヒトになるためには、少なくとも600万年前に戻らなければならないんですね。
理論的には。
◆う、うん、計算上はね…。
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今日は、「いわてスーパーキッズ発掘・育成事業プロジェクトチーム会議」に出席していました。
始めてから3年目の、まだ若い事業です。
専任のスタッフもいませんので、私たちが「走りながら考え」、多くの人たちに手伝っていただいて、ふうふう言いながら行っています。
でも、
(時間はかかっているけれども、案外、うまく行っているなぁ)と自画自賛している面がありました。
今日は、
国立スポーツ科学研究所で行われた「平成20年度タレント発掘・育成事業評価分析会議」で
私たちの事業に対して行われた「評価・分析」の結果が説明されました。
全国で11の都道府県・市町村で行われている事業に対して「評価・分析」がなされたとのことでした。
正直に言うと、かなり厳しい評価を与えられています。
評価観点は「世界基準から見て」「日本のモデルとして」の2点だそうですので、そういわれれば、そうかもしれません。
3年目にも入ると、私たち自身が
「よく頑張っているな」「現状では、まあこんなものだろうな」「史上初の事業だから立派なものだ」
と、勝手に評価してしまう傾向があります。
もちろん、
岩手県内の各界の人たちからなる「外部評価委員会」でも、「おおむね良好」との評価を得ていますので安心していました。
岩手県で初めて行った事業で、まだ、3年目に入ったばかりですから「失うものは何もない」はずですが、
2年も続けてくると「失いたくない」という感情が生まれてきます。
プロジェクト委員はほとんどが発足から携わってきている人たちですからなおさらです。
でも、2年分戻れば違う道を選択しなおすこともできます。
ただし、岩手システムとして、今の道を走り続けることもできます。
よく考えなければならない時期になったのでしょう。
難しい問題です。
なにか、一昨日の記事の中に引用したこの言葉が気になり始めました。
業績向上のカギは独自商品にありがんばりましょうね。<略>
一番悪いのは一生懸命やればうまくいくという考え方。今は悪くとも原点に返って頑張れば必ず立ち直るという精神論ですね。高度成長期の感覚がまだ抜けていない。時代は変わったんです。市場成熟化の元で『原点に返れ』といって同じ分野にとどまっていたら会社はつぶれてしまう。
変わらなければ生き残れない。過去を否定しないかぎり未来はない時代です。そのことが当社の社員も良くわかっていなかった。
<略>(2003年9月 エステー化学社長 鈴木 喬さん)
世界を目指す子どもたちのために、世界を目指せる岩手県の環境のために。