がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

今年のトピックス

せっかく、ラジオ用に資料をつくりましたので、「2008年を振り返る」をご紹介します。

時間の関係で読むことができなかった部分もありますし、ラジオをお聞きになれなかった方々もおられるでしょうから、

「あ〜そ〜だった、そ〜だった」と思い出していただければ幸いです。

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さあ、「岩手スポーツこの一年」を振り返ってみましょう。

北京オリンピック

今年は、「オリンピックイヤー」でした。

富士大学大学院の小沢みさきさんが、ホッケー女子の代表に選ばれ、北京オリンピックに出場しました。

夏季オリンピックでの岩手県出身者としては、96年アトランタ大会でシンクロナイズドスイミングに出場し銅メダルをとった、当時日本大学の高橋馨選手以来12年ぶりの出場です。

北京オリンピック=第29回オリンピック競技大会 は、8月6日から8月24日(開会式は8月8日))

しかも、小沢選手は、生まれてからずっと岩手にいた選手です。

「岩手にいても世界は狙える」という希望を子どもたちに与えてくれました。

出場記念誌の裏表紙には、小沢さんの

「大切なことは、夢を追い続けること」

という言葉があります。

ロンドン、その次と夢に挑戦し続けてほしいものです。

また、サッカー女子には岩手県出身の岩清水梓選手も出場し大活躍、4位入賞の原動力になっています

【北京パラリンピック

また、オリンピックに引き続いて開かれた北京パラリンピックでは、

洋野町の大井利江さん(60才の方です)が、陸上競技男子円盤投げ(車いす)で銅メダルを獲得しました。

4年前のアテネパラリンピックでは銀メダルでしたので、2大会連続のメダルです

大井さんは奥さんの支えもあって立派な成績を残されていますが、小沢みさきさんと同じように

「夢があったから、ここまで挑戦してこられた」と仰っていました。

今年の岩手のスポーツの一文字は「夢」という漢字かな…と思います。

【スーパーキッズ】

夢といえば

「スポーツで世界に挑戦したい」という、子どもたちの夢をかなえるお手伝いをする事業である、

「いわてスーパーキッズ」の育成事業も本格的に開始された年です。

岩手県では初めての事業であることはもちろんですし、日本でも5番目に着手した事業です。

応募してきた子どもたちの力を伸ばしてあげることと、すべての子どもたちのスポーツ環境を良くして行こうという目的をもったものですから、今後に、大きな成果が期待されます。

【岩手ここにあり】

日本一の選手もたくさんでました

カーリングでは

ミックスダブルスの日本選手権で「チーム岩手」として出場した苫米地・平選手が優勝し、3月にフィンランドで行なわれた世界選手権へ出場

▼スキーのジャンプ・コンバインドの

盛岡中央高校の小林潤志郎選手はインターハイ、国体、高校選抜でジャンプ・コンバインドあわせて4冠!

今シーズンもジャパンBチームとして海外レースへの参加が決まりました。

▼大分国体では

種市高校の金澤勝利選手がレスリング少年96kg級2連覇。

ボクシングでは成年男子ウエルター級の小原佳太選手(東洋大学)が2年ぶり2回目の優勝。

▼埼玉インターハイでは

ヨット競技女子FJ級ソロで宮古高校(長洞、森山、横道)、挙ケ競技では、男子個人で高橋昂大選手(黒沢尻工業)が優勝。

▼中学生も

ホッケーの全日本中学生ホッケー選手権大会女子で一方井中学校が優勝し、さらに、全日本中学生都道府県対抗11人制ホッケー選手権大会では岩手県が男女同時優勝を果たしましたし、

太極拳でも、厨川中学校の斎藤志保さんが「世界ジュニア武術選手権大会」女子B組の24式太極拳で優勝するなど、がんばっています。

2011年北東北インターハイの会場も決定し、岩手県では10競技が開催されることになっています。

11年には今の中学生1〜3年生が、高校1〜3年生なっていますので、がんばってほしいものです。

 参考:陸上競技北上市)、水泳(盛岡市)、ヨット(宮古市)、レスリング(宮古市)、

    ボート(花巻市)、ウエイトリフティング奥州市)、ホッケー(岩手町)、挙ケ(盛岡市

    ハンドボール花巻市)、体操(一関市)

【プロだってすごい】

プロの選手も大活躍です。

岩手競馬菅原勲騎手は、

12月6日、7日に阪神競馬場で行なわれた「ワールドスーパージョッキーシリーズ」に6年ぶり2回目の出場。

4レース中1勝し総合8位、日本人騎手の中では3番目の成績でしたが、地方競馬を代表するただ一人の騎手として気を吐きました。

▼競輪の佐藤友和選手は、

紫波総合高校の自慢の卒業生の一人ですが、

12月30日に平塚競輪場で行なわれる「KEIRINグランプリ」に2年連続して出場します。

日本のトップ9人で争われる競走で優勝賞金は一億円!昨年の8位を上回る成績が期待されます。

▼他にも

プロ野球ヤクルトスワローズ畠山和洋選手は、121試合に出場、58打点、打率は0.279とレギュラーの座を獲得。

大相撲では

元小結「栃乃花」関は残念ながら一月場所で引退し、二十山親方を襲名しました。変わって四ツ車が十両昇進し、これからの活躍が期待されます。

また、

バスケットボールJBLリンク栃木ブレックス川村卓也選手は、23日に行なわれた「コジマJBLオールスター2008」でMVPを獲得しています。

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年末に来て、暗いニュースにつつまれた感じのある岩手県でしたが、

「スポーツ界には明るいニュースがたくさんありましたねぇ」と風見アナウンサーが呟いたとおりだと、私も感じています。

きっと、来年もスポーツは明るい話題を皆様に提供するだろうと、期待しています。