がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

08年の一文字

お聞きになった方は、お聞きになったかと思いますが、

今日のIBCラジオの週末スポーツ情報番組「ラジスメvのゲストは、39週ぶりの生出演の「私」でした。

今年の岩手のスポーツをあらわす「ひと文字」は『夢』でしょうか…というお話をしてきました。

『大切なことは、夢を追い続けること』

岩手県出身者として12年ぶりのオリンピック出場を果たした、北京オリンピック女子ホッケーメンバーの小沢みさき選手(富士大学大学院)

『夢があったから、ここまで挑戦してこられた』

4年前のアテネ大会では銀メダル、今年の北京大会では銅メダルと、パラリンピック陸上競技男子円盤投げ(車いす)で2大会連続のメダルを獲得した大井利江選手(洋野町

『挑戦してみよう!自分と世界に!夢を叶えるために!』

岩手県がはじめて着手した、いわゆる「タレント発掘・育成事業」である「いわてスーパーキッズ発掘育成事業」のキャッチコピー

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(「夢」とは、我ながら、いいこと、言うなぁ)

と自惚れていましたが、他の人が仰った言葉をまとめただけだ!と気がついてしまいました。

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さて、本題です。

今朝の岩手日報朝刊のトップ記事は、

『テレビ視聴 全国最長』 『本県小中学生07年度調査』 『家庭学習時間は短く』

という見出しの、次のような内容のものでした。

 ▼本県の小中学生は、

  1日当たりのテレビやDVDを見る時間が全国平均を大きく上回り、家庭学習の時間は短い。

 ▼これは、

  2007年度に実施した「全国学力テスト・学習状況調査」で分かったことである。

 ▼小学6年と中学3年が調査の対象だったが、

  一日3時間以上テレビなどを見る割合が、どちらも、47都道府県中、最高であった。

 ▼県教育委員会が25日に開いた「学力向上推進会議」で公表されたもので、

  県教委は『家庭学習の時間を確保する環境づくりを進める』として、

  小中学校との連携を強める方針を示した。

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もう少し読み続けると

▼「家庭学習2時間以上」の割合は小学6年生が全国41位、中学3年生が46位

▼「学校の体育以外で運動、スポーツ3時間以上」の割合は小学6年生が全国45位、

  中学3年生が35位

とありました。

この実態を、今日の新聞で始めて知って愕然としましたが、それ以上に、私が情報を持ち得なかったことを恥じています。

ところで、

東京都スポーツ振興審議会(第22 期)第3回(平成20年6月24日)で東京都の谷川副知事が行った挨拶にこういう内容がありました。

<略>

IOC会長のジャック・ロゲがよく3つのスクリーンという言い方をいたします。3つのスクリーンから子どもたちを解放しなければいけない。その3つのスクリーンというのは、パソコンであったり、携帯電話、それからテレビゲーム。このスクリーンから子どもたちを離していかないと、子どもたちは人間関係を構築できないだろうと。

<略>

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IOC関係の人がよく言う、「スクリーン・ディジーズ」のことですよね。

◆そう、岩手の子どもたちが、日本で一番「スクリーン」に向かっていることがわかってしまった。

 もしかしたら、「世界一」かもしれない…。

◇「病んでいる」といっていいのでしょうか…

◆少なくとも望ましい状態にはないのだろうね。

◇同じような状態に気がついたとき、東京では「スポーツ」の会議で問題にされた。

 一方、岩手では「学力向上」の会議で問題にされた…どう考えればいいのでしょうか?

◆うう〜ん…。私たちとしては、やっぱり、

 スポーツの問題として捉えられなかったという観点から「恥ずべきこと」かなぁ

 いずれにせよ、夢をかなえられる環境がまだまだなんだろうね。

 とにかく、

 スポーツもせず、勉強もせず、じっと「スクリーン」に向かっている子どもの将来を考えると、

 あまりいい気持ちはしないよね。

◇プッ!

◆どうしたの、急に吹き出したりして?

◇知ってるんです、そんな大人を。

 スポーツもせず、勉強もせず、じっと「スクリーン」に向かってブログを打っている中年男をね!

◆ぎ、ぎゃふん!