今日は暑かったし、昨日の陸前高田単独往復の軽いダメージもありましたので、勝手に「リカバリ日」と決めて過ごしています。
とはいえ、
あまりにも暑いので、エアコンの効いた本屋さんに涼みに行こうと、出かけました。
単行本を立ち読みしていると、書棚の向こう側から女性二人のお話が聞こえてきました。
客:高校生が読書感想文を書くのに適した本はありますか?
店:コンクールの課題図書のことでしょうか?
客:いいえ。これを読めば読書感想文がすぐに書ける…という本です。
店:………少しお待ちください(といってどこかに行った気配)
どんな高校生が、こんなふざけたことを言っているのか…という興味と、
店員さんはどんな顔をして、どんな答えを持ってくるのか…という興味で、書棚の向こう側に移動しようと思いましたが
(まてよ。知っている高校生だったらどうしよう…)
と、思いとどまり、その場を立ち去ったわけです。
読書感想文って、「そんなもの」だったのかなぁ…とも思いました。
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読書で思い出したのですが、
「全国学力・学習状況調査」で2年連続トップという噂のある秋田県では、
その原因を
「本県の児童生徒が、安定した家庭や地域に支えられながら、落ち着いて熱心に学習に取り組んでいる姿」であると捉え、
「児童生徒のよさを広く伝え、(学習習慣・生活習慣を)定着させる」ために
「生活や学習習慣に関する調査で本県が全国平均を上回った項目をベース」にして
「秋田わか杉っ子 学びの十か条」を作っています。
つまり「よい所を伸ばす作戦」に出ているわけです。
その「十か条」の中には、当然、
読書に関する項目『読書で拓く心と世界 … めくるページ、広がる想像力』も入っています。
さて、それでは…と、19年の岩手県の報告を調べると、
「読書は好きですか」という問に「当てはまる」「どちらかというと当てはまる」と答えた児童生徒は
小学校6年生が69.3%、中学校3年生が67.4%で、
小学生が6.1ャCント、中学生が2.4ャCント、全国平均を下回っているのだそうです。
もちろん、今日、立ち聞きした話をした女子高校生は「少数派」であることは理解していますが、
そのうちに、
本屋さんで
「これを読めば『逆上がりで初めて鉄棒にあがった時の気持ちがわかる』という本はありませんか」と高校生が店員さんに聞く日が来るような気がします。
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◇「秋田わか杉」って平成19年の国体の愛称でしたよね。
◆そうだよ。
◇何か国体のレガシーのような雰囲気がありますね。良い言葉です。
ところで「ぎゃくあがり」って、一体何のことですの?
◆ああ、君も「さかあがり」が上がれないままで小学校を卒業した人か…。
初めて鉄棒にあがった時の、あの気持ちを知らない人生なんだね。
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今朝の岩手日報に、昨日、私がお手伝いに行ってきた「いわてスーパーキッズ」の夏合宿の記事がありましたので載せておきます。
キッズにラグビーをさせる目的について、
昨日、私がブログ記事として書いたことと、今日の岩手日報の池村さんのコメントが一致していましたのでホッとしています。