昨日は「心からわらわれるような写真」でしたので
今日は「心があらわれるような写真」をお付けします。
「なまはげ」に襲われる前に立ち寄った、男鹿市のヨットハーバーの風景です。
風がないため、船を海に出す許可が出ず、全艇が待機している状態です。
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各会場をまわっていると、観客席の一部が「応援席」として区切られていることに気がつきます。
新体操会場には、たぶん、中学生が中心の、150人ほどの「秋田新体操クラブ」のクラブ員たち。
クライミング会場では、たぶん、登山をしている高校生が50人ほど。
つまり、専門にその競技をしている人たちが、まとまって入っているということ。
新体操、シンクロナイズドスイミング、フィギュアスケートは、
私たち一般人にとって「何が凄いのか」が分かりづらい競技だと思います。
ライブで見ていますから、
今、行った技は、どのぐらい凄いのかを解説してくれるテレビ放送も、もちろん、ありません。
そこで「応援席」の出番です。
女子新体操団体演技の見どころのひとつは「交換」です。
リング(フラフープのような輪)やクラブ(ボウリングのピンを細くしたような「こん棒」)を、
お互いに投げたり転がしたりして、「交換」します。
応援席の人たちは、交換が行われる状況を察知して、声をそろえて
『しっかりぃ〜』
(「しっかり」といっていると思います)うまくいけば、これまた声をそろえて
『なぁ〜いす』
(「ナイス」といっていると思います) と声をかけてくれるので、見どころが分かります。
クライミングでは、
競技場となる高さ15mの「クライミングボード」の途中に、
手や足を引っ鰍ッる「ホールド」の配置と、オーバーハングと呼ばれる、「忍者返し」のようなこちら向きの傾斜との関係で、選手たちがなかなか登ることができない部分が数カ所あります。
応援席の人たちは、これまた、
「そこは難しいところ」を『がんばれぇ!』、という鰍ッ声で、また、
「難しいところを、上手に登れたね!」を拍手と歓声で表現して、観客に教えてくれます。
競技の魅力が良く伝わります。
応援席の人たちも、競技会の一員だと思います。
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前半の個人戦を終えて、6位。点差からは、表彰台も射程距離…という状況で、2日目の団体演技に臨みました。
1日目終了時点の3位は、地元の秋田県です。
岩手は秋田を抜いて3位を狙う。秋田は、開催地として、表彰台は死守したいところ。
団体演技順は、秋田が1番目、岩手が3番目。どう見ても、団体演技は岩手が上でした。
演技中に観客席から声をそろえて応援してくれているチームがある。
よく見ると、青森山田高校の選手たち、
そして、なんと、秋田選抜の選手たちが、一生懸命応援してくれている。
ああ、そうだった、
9月に岩手県で3チームとも 合宿と演技会 をしているんだった。
一緒に練習した仲間なんだ…。
お互いの実力は承知のうえ。すべての力を発揮しあって勝負をつけたいんだな、きっと。
みんな、がんばれ!
(結果は、青森が優勝、秋田は3位、岩手は、よくがんばった…インターハイの7位を上回る5位)
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一昨日は、ウエイトリフティング会場で、
さらに、今日は、クライミング会場で、
上位の選手やチームの失敗を祈った私は、やっぱり「なまはげ」の餌食になるのでしょうね。