◆ふぅ!
◇まあ、めずらしく、ため息から始めましたか。で、今日のお話は?
◆『変わり目』です
◇ほう、なんの変わり目でしょうか。
まさか内閣の変わり目とか総理大臣の変わり目とか、へんなこと言い出すんじゃないでしょうね。
◆国民体育大会が修正されてきているということはご存知でしたか?
◇もちろん。そのおかげで、誰かさんがヒイヒイうるさいので、知らないはずがありません。
国民体育大会の主催者である日本体育協会が『国体改革』をしているんですよね。
◆そのとおり。詳しくは日体協のサイト→国民体育大会→ 国体改革への取り組み のページにありますから読んでくださいね。
◇いやです。教えて下さい。読むのはめんどうです。『遠慮と勉強は人にさせるもの』がモットーだって仰ってましたよね。
◆はい、はい。
改革は大きく二つの観点 ▽大会の充実・活性化 と ▽大会運営の簡素・効率化 です。
◇はあ、国体の変わり目でえらい目にあっているというボヤキですか、また。
◆60年も同じシステムで行われてきた大会です。『これまで』が骨の髄まで浸み込んでいます。
これ出して、これが来て、それを見てあれを作って、なにの会議で説明し、みんなからこれを集めて、これを作って…のルーチンがきっちりと出来上がっていました。
◇ある意味、毎年、均質な仕事ができたということですよね。
◆しかし、今年は、夏の大会と秋の大会が一本化され、中心となる会期が早まり、さらに、電子媒体でのやり取りとなった。
◇で、出すもの、戻ってくるもの、出す時期、戻ってくる時期が、これまでに比べるとメチャクチャになったような気がすると。
いわゆる『先が見えない』と。それで『変わり目で、ふぅ!』ですか?
◆実は、夏・秋一本化は「大会運営の簡素・効率化」の目的が主なようです。
もちろん、必要なことでしょう。でも、何が省略されているのかがわからない。
ずっと待ってる…あまり来ないので聞いてみる…今年はそれがないことが判明する。
◇結局、なにを言いたいんですか?
◆品質が落ちなければいいがなぁ、という心配です。どこかで、まちがいが起きていそうな気がします。
◇まあ、ずいぶん謙虚になりましたねえ。
でも、ここまで大きなトラブルがなかったんだから、これからも大丈夫でしょう。
お得意の「臨機」で乗り切りましょうよ。
でも、一つだけ。
必ずメモに残しておいて下さいね。三日で忘れるでしょうから。
来年、また、ギャアギャア騒がれても迷惑ですからね。
◆…はい