がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

一方、という視点

今朝・8月26日の岩手県の地元紙・岩手日報には

「リオ34選手エントリー 岩手国体、

 9月4日からの水泳競技」

という見出しが躍っていました。

「日本体協は25日、

 10月開幕の岩手国体に先行して9月4日から11日まで

 盛岡市釜石市で行われる水泳の主な出場選手を発表した。

 競泳、飛び込み、オープンウオーターに、

 リオデジャネイロ五輪に出場したメダリスト全8人を含む

 34選手がエントリーした。」

というものです。

(ネット記事が、この下線部をタップするとお読みいただけます。

 なお、リンク切れ用心のpdfが、ここにあります)

世界で大活躍した選手たちが、

盛岡や釜石に来て、競技を繰り広げることは、

本当にうれしいことで、

(整理券をもらいに、並んじゃおう!)

と、思うのです。

皆さんも、そう思いますよね。

先ほどの、岩手日報には

『日本体協の原博実国体委員長は

 「五輪に出場したほとんどの選手が参加し、東京開催に向けた始まりの大会でもある。

 リオに出られなかった選手の奮起も期待され、ぜひ注目してほしい」

 と大会の盛り上がりを期待した。』

東北全県をカバーしている新聞・

河北新報には

『県国体実行委の菊池利光競技担当課長は

 「五輪メダリストの泳ぎで、国体全体が盛り上がることを期待したい」

 と話す。』

と、日本体育協会の人も県実行委員会の人も

私と同じように、喜んでいます。

国体に出場してくださる、オリンピック選手には、心から、感謝するものです。

***

日本体育協会の発表が見つけられないので、

これから、

全く、見当はずれなことを書いてしまうかもしれません。

その時は、私を笑ってください。

***

これらの記事を読んだ私たちは、

(ところで…)

と、思ったでしょうか。

私も、

お昼ご飯を食ながらネットニュースを読み返すまでは

なんともうれしいことだ…

としか、思いませんでした。

岩手日報には「主な」出場選手が発表されたとありましたが、

河北新報には

日本体育協会は25日、盛岡市で9月9〜11日に開催される

 岩手国体水泳競技会の出場選手を発表した。」

とあったのを読んで、

(あれれ)

と思ったのです。

(じゃあ、地震被害のあった

 熊本や大分の選手がエントリーしているかどうかも

 わかるのかなあ…)

***

2011年に

東日本大震災津波が起きた時の国民体育大会

山口県でした。

私は、

当時の職により、選手団総務に充てられ、参加しています。

総合開会式会場で入場待機していると

応援に来たり、集団演技に出場したりする

沢山の小学生に会います。

小学生は

私たちの前にある「岩手」の表示を見ると

全員が

必ず、こういいました。

岩手県の人ですね。大丈夫ですか?)

東日本大震災の被災県の選手を見たならば

(大丈夫か?)

と声をかけて

心配していることの

気持ちを伝えるように

と指導されていたのでしょう。

とても、ありがたい言葉をかけてもらった記憶がよみがえってきました。

***

一方、今年4月の熊本地震で大きな被害を受けた熊本県大分県の選手も、例年同様の参加状況である。

オリンピック選手と被災地から参加する選手の両者に、大きな声援を送りたい。

と書いてほしいなあ…と、

そんなことをすっかり忘れていた、この私は、しみじみと思うのでした。

「広げよう 感動。伝えよう 感謝。」

合言葉の国民体育大会を開く県にいる私たちは、

忘れてはいけないことを、忘れそうになっています。

一方…大切な言葉ですよね。