がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

ふるさと選択

第65回国民体育大会冬季大会(くしろサッャ黒X雪国体)スケート・アイスホッケー競技会は

北海道釧路市を会場に、平成22年1月27日から31日の日程で行われていました。

岩手県選手団の入賞は6(前回:8)、

スケート・アイスホッケー競技会終了までの男女総合順位は昨年と同順位でした。

【総合成績】(スケート・アイスホッケー競技会終了まで)

 男女総合 19位 36点(昨年:19位42点)

 女子総合 18位 15点(昨年:15位26点)

【入賞者】

 4位 成年女子3000m  西舘  桂(信州大学

 5位 少年男子500m  田口  慧(盛岡工業高校)

 6位 少年男子2000mリレー 岩手県大峠大介、村中正広、田口広騎、田口慧)

 7位 少年男子10000m 大峠 大介(盛岡農業高校)

 8位 少年男子500m  村中 正広(盛岡工業高校)

 8位 少年男子5000m  大峠 大介(盛岡農業高校)

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今朝の岩手日報スポーツ欄に「くしろ便り」という記事がありました。

国体やインターハイなどの総合大会の時は、現地の様子や県選手団の話題などを伝えてくれますので、私は、結構、楽しみにしています。

今日の記事は「茨城でも本県応援」と見出しがふられたものです。

盛岡農業高校を卒業して、筑波大学に進学した三浦瑛理香さんが、茨城県代表としてスケート国体に出場しているということを伝えています。

「(高校の)3年間があって自分がある。盛農の選手に注目しています。」というコメントがあります。

嬉しい話ですね。

勉強もスケートもがんばってくださいね。応援します。

ちなみに、盛岡農業高校スケート部の女子選手・三浦さんと西舘さんに関連することを去年の3月に記事にしていますので、それもご覧ください。

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さて、本題です。

去年、盛岡農業高校を卒業したお二人ですが、

西舘選手は「長野県」に住んでいて、国体には「岩手県」から出場、

三浦選手は「茨城県」に住んでいて、国体にも「茨城県」から出場…という違いがあります。

開催要項によると

開催年度の4月1日に18歳以上の選手が参加する「成年の部」では、「所属都道府県」を、次の3つから選ぶことができます。

 ▼居住地を示す現住所

 ▼勤務地

 ▼「ふるさと」

「居住地を示す現住所」は現住所のことですが、実際に居住して住民票があるところという意味ですし、「勤務地」はそのとおりですので、理解できますが、

「ふるさと」はわかるような、わからないような概念ですので、少し説明します。

「ふるさと」は「卒業中学校または卒業高校」がある都道府県で、

その二つが異なる時は、どちらか一つだけを「ふるさと」として選択し「登録」します。

したがって、

信州大学の西舘桂選手は、岩手県を「ふるさと」として登録し、「ふるさと」からの出場を選択しましたし、

筑波大学の三浦瑛理香選手は、「居住地」である茨城県からの出場を選択した訳です。

調べてみましたが、

1種目には各県2名までエントリーできるようでしたので、

岩手からだと出場できないということではない理由での「居住地」出場が選択されたと推測されます。

もちろん、

普段、活動している場所から出場することが自然な訳ですが、

「ふるさと」として選択されない、「それ以上」の理由を私たちが持っている、

あるいは、

岩手県には「選択されない理由がある」…ということに気がついていないのかもしれません。

念のため申し添えますが、

今回の件、つまり、三浦さんやスケート連盟がどうこうということでは、一切ありません。

昨日のこのブログにも書きましたが、

スキーのコンバインド全日本選手権1位・3位の永井兄弟はどちらも岩手県を「ふるさと」とする権利を持っていますが、

それぞれ、勤務地の岐阜・佐賀からの国体エントリーとなりそうな気配です。

冬季競技に限らず、

岩手のスポーツによく見られることのような気がしましたので記事にした次第です。

いずれにせよ、「岩手にいる選手」、そして、他都道府県にいても「岩手から育った選手」を応援し続けたいと考えます。

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土曜日に、床屋さんに行きました。

「小林君、すごいですねぇ〜。

hirafujiさんのブログもすぐに載せてましたね、スキーの世界ジュニア選手権優勝のこと!」

金曜日に、北海道の自転車小売店の方が学校にお見えになりました。

「先生も、スキーの立哨員とか、忙しいんですね。ブログ見てます。

 ああ、そうだ、ブログを読んで(ああ、『いわてスーパーキッズ』ってこんなことやってるのか)

 ってわかりましたよ!」

うれしいですね。