がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

押したり引いたり

7月16日(日)

  ▽自転車の第9回全日本選手権(トラックレース)男子千mタイムトライアルで

     及川裕奨(JPCU青森、水沢高校卒)選手が優勝(15日、鳥取)

      たぶん16日のチームスプリントも優勝メンバーに入っていると思われます…

  ▽昨年ヨットの単独無寄港世界一周を成し遂げた斉藤実さん(72歳、東京出身)が、

   米国ヨット博物館の殿堂入り(14日)

     斉藤さんは、これまで世界一周レースで3度完走、

     さらに、昨年6月、単独無寄港世界一周に世界最高齢で成功

  ▽日本スポーツ歯科医学会学術大会 市民公開講座(シンャWウム)

     「トップアスリートを育成するために」(盛岡市岩手県歯科医師会館)

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◇昨日、今日といろいろなことがあったようですが…

◆はい、考えたこともたくさんありましたが、

今日は、盛岡市で行われた『第17回日本スポーツ歯科医学会学術大会』の『市民公開講座』のお話です

◇資料を見ると、シンャWウム形式で、地元講師が2名に国立スポーツ科学センターからの講師が1名、座長は朝日大学歯学部の教授のようですね

◆そのとおり。でも講師の方々には、「小学生・中学生」とその指導者が対象と伝えられており、その準備をしてこられたそうですが、開けてビックリ9割が学会員(=歯科医師)、残りは私たちのような大人…

◇しかし、原稿はすでに活字になって配布されており…という状態だったんでしょう、よくありがちの

◆うん。で、国立スポーツ科学センターの奥脇透先生からは、「成長期のスポーツ障害とその予防について」と題してのお話があり

資料には、子ども向け(子どもの指導者向け)にこう書かれておりました

『トップアスリートになるため、あるいはトップアスリート(を)育成するためには、今、何が必要でしょうか?そのひとつは故障(スポーツ障害)を起さない身体をつくっていくことです。「いい選手になること」と「故障しないこと」は同じ方向を向いているのです。

今回は、とくに成長期に故障(スポーツ障害)を起さないようにするにはどうしたらよいのかを一緒に考えて行きましょう(以下、略)』

◇なにをグダグダと引用してるんだよぅ…と皆さんお思いですよ。進行・進行!

◆さて、ここからが本番

『どうしたらよいのかを一緒に考えて行きましょう』が今日のキーワードとなります

◇うぅ〜ん(一緒に考えているフリをしている)

◆私たちは、「なにか」を「どちらかに」誘導して行きたいという欲求を持っています

その対象となる「なにか」は個人であったり、チームであったり、組織であったりするわけですが、

いずれ「どちらか」に誘導することを目的に、他の人に接する人を、私は「指導者」と捉えます

◇うぅ〜ん(一緒に考えているフリをしている)

◆環境教育の分野でよく使われている指導者の3つの役割は

インストラクター、インタープリター、ファシリテーターの三つの役割であるといわれています

(参考:広島県の「環境学習指導者ハンドブック」→ 指導者の役割は?

◇うぅ〜ん(一緒に考えているフリをしている)

◆簡単に言えば

 インストラクター 指導者・伝授タイプ=専門的な知識や技術を伝達する

 インタープリター 解説者・仲介タイプ=(自然からの)メッセージや感動体験を伝える

 ファシリテーター 促進者・触媒タイプ=参加者の持っている力を引き出し「気づき」を促す

ということです

◇ほほう!(一緒に考えて、とうとう分かったというフリをしている)

◆私たちは、『「なにか」を「どちらかに」誘導して行きたい』という意味での『指導者』となったときに

状況や段階に応じて、どの役割で相手と接するかを選択しなければなりませんよね

◇ほほう!(一緒に考えて、とうとう分かったというフリをしている)

◆今日のキーワードの

『どうしたらよいのかを一緒に考えて行きましょう』は前述の『ファシリテーター』の手法です

◇でも、私がスポーツの指導を受けてきた経験では、ほとんどの指導者は『インストラクター』としての指導者でした

『黙って俺について来い!!』と言われ、回転レシーブを教えていただきました!

◆えっ!一体、何歳なんですか

◇と、葛西という方が何かに書いていたものを読みました…たしか「トヨタの魔術」…?

◆ほう、安心した。履歴書は真っ赤な嘘かと思った。でも「東洋の魔女」じゃないかなぁ〜

で、私も大きく反省しています

◇一体、何を?

◆作用・反作用って知ってますか?

◇失礼な!小学校で習いましたが…押す力が強ければ強いほど、跳ね返ってくる力も強くなるってことでしょう

◆そのとおり。ですからね、やっぱり押す一方では指導はできませんね

『コーチは、押したり引いたり』という言葉もありますが、私は『押しっぱなし』でした

『一緒に考えて行きましょう』のファシリテーションこそ、大きな流れを作り出す、あるいは、呼び戻すためには重要だろうなと………ふぅ!

◇なんか、変ですよ?あれっ?もしかして、これ、誰かに宛てて書いてませんか〜?

◆いえ、いえ、違います。全く、私の反省です………ふぅ!