がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

岩手スポーツ応援ニュース◆岩手県営体育館が持つ半世紀前の大切な考え ほか

◆岩手アスリートの活躍(スキー、フェンシング)

スキー/ワールドカップ
・ジャンプ男子
 1位🥇小林陵侑/TEAM ROY/盛岡中央高校卒・八幡平市出身
 26位 小林潤志郎/雪印メグミルク/盛岡中央高校卒・八幡平市出身 
・コンバインド男子
 39位 谷地 宙/JAL/盛岡中央高校卒・紫波町出身
フェンシング/グランプリ
・サーブル男子個人
 33位 吉田健人/警視庁/岩手県生まれ

皆さまの引き続きの応援をお願いします。
詳細は→国際競技会での岩手アスリートの成績/2023~2024シーズン

◆岩手のスポーツ関連クラウドファンディング(3個人1団体)

岩手県障がい者スポーツ協会
 (障がい者スキー交流会開催継続/1月31日まで)
釜石ベースボールクリニック・栗澤
 (設立のための用具整備/1月31日まで)
佐々木 虎
 (モーグルスキーヤー/トレーニング経費/2月28日まで)
千葉穂波
 (フェンシング/遠征・用具経費/2月28日まで)

詳細は→岩手のスポーツ関連クラウドファンディング実施状況 

◆岩手県営体育館が持つ半世紀前の大切な考え方

新年初、1月6・7日のバスケットボールB 2・岩手ビッグブルズホーム戦は、東地区最下位の新潟と対戦でした。
ここで連勝して、少しでも上位へ…と、いさんで出かけるも、なんと、連敗。
5番デイビスを中心とする新潟は、強かったのです。
現在、ビッグブルズB 2の東西通算の順位は、下から3番目。
下位2チームがB3に自動降格ですので、一生懸命応援しないといけません。

会場は、岩手県奥州市の奥州市総合体育館。
土足禁止です。
花巻市総合体育館での試合でもそうでしたが、入り口が狭くて、靴の脱ぎ履きで混雑が発生します。
面倒くさいこともありますが、特に退場時は怖いのです。
(フロアにはシートを敷いているのになあ、県立病院だって、大学病院だって外履のままでいいのになあ)

今シーズン、私が入った、観客席のある屋内スポーツ施設は、結構、あります。
それらを、靴の履き替えに着目して、2つに分けてみました。

1ー1履き替え不要/観客入口2階
    岩手県営体育館
    盛岡市立総合プール
1ー2履き替え不要/観客入口1階
    盛岡タカヤアリーナ
2ー1履き替え/観客入口2階
    岩手県営武道館
2ー2履き替え/観客入口2階・通常は1階使用
    花巻市総合体育館(本館)
    奥州市総合体育館
2ー3履き替え/観客入口1階
    宮古市民総合体育館
    久慈市総合体育館
    花巻市総合体育館(アネックス)

入口がどうあればよいのか、靴は履き替えてもらった方がいいのか…などというのは、それぞれの施設の考え方ですので、どうこういうことではありません。

そんなことよりも、
岩手県営体育館の凄さに気づいたのです。
この体育館は、1967年6月に完成したもので、代々木第一体育館を思い起こさせるような美しい外観を持っています。

岩手県営体育館の軒と荷物搬入口

私は、子供の頃、よく病院に行きました。
その頃の病院で思い出すのは、入口の「靴預かり所」。有料だったと思います。
大学病院にもありました。まだ、履き替え必須の時代だったのです。
そのころにでき上った岩手県営体育館が、
入り口から、直接、観客席にアクセスできる、履き替え不要の考え方で作られていたことに驚いたのです。

現在は、諸室の数や広さ、バリアフリー対応、冷暖房や照明、ネット環境、駐車場など、さまざまな条件で、2016年の岩手県での国民体育大会の競技会場として使われなかったように、大きな大会では使われなくなっています。
私の個人としては、県営体育館の機能を考えれば、改修しなければいけないと考えています。
もし、
新設・改修があるとすれば、
その時に忘れてはいけない大切なことがあるように思います。

半世紀以上も前に考えられていた
「お客さまが快適にゲームを楽しむことができる造り」
は、
受け継がれるべきものだと考えるのです。

競技者や運営者の視点中心から、
他の利用者、
具体的には、観客の視点、障がいを持つ人の視点、高齢者の視点、ボランティアの視点…の意見も反映された施設のつくりが大切だと考えています。

参考★技術的に優れた施設のようです
「2013年のザハ・ハディドの最優秀案を見たとき、私はすぐに岩手県営体育館(1967)を思い出しました」↓
https://a-forum.info/articles/prof_write/saitoh250130.pdf