がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

不定期 岩手スポーツ新聞【11/10】 #4  ■岩手アスリートの活躍 ■住田町にスポーツ庁長官表彰 ■コラム/ミズノのマインド

■国際競技会での岩手アスリート成績(スケート、バドミントン)

◇スケートワールドカップ女子500m
4位 吉田雪乃/寿広(盛岡市)/盛岡工業高校卒・盛岡市出身
5位(Div.2) 曽我こなみ/日本ハウス・ホテル&リゾート(雫石町)/佐久長聖高(長野県)卒・長野県出身
◇バドミントンパラ国際大会女子シングルス
5位 澤田詩歩/ダイハツ工業/釜石高校卒・釜石市出身
◇今シーズンの国際競技会での岩手アスリートの活躍は
 → この下線部タップ で見られます。

■住田町がスポーツ庁長官表彰受賞

★スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰(スポまち!長官表彰)
 岩手県住田町『「森林・林業日本一の町」における“クッブ”を活用した交流の促進!』
  表彰式:11月10日、東京都、詳細(スポーツ庁) 

■コラム・ミズノのマインド(ゴムわらじで知った素晴らしいマインド)

おぼえていらっしゃるでしょうか、私のfacebookの10月19日の記事を。

河北新報のWebニュース「鬼剣舞の足元危うし 必需品のゴムわらじがコロナで生産終了」という記事

◆岩手県北上市の民俗芸能「鬼剣舞」の舞に欠かせない専用のゴムわらじの生産が
◆新型コロナウイルス禍の影響などで終了し
◆代用品を模索する動きもあるが、耐久性とデザイン性を兼ね備えたゴムわらじに勝るものはなく…

を受けて、
私のコメントをこうつけて、シェアしました。

スポーツシューズメーカーのミズノやアシックスは、
ワークシューズ(安全靴)や医療・介護用シューズ、競技用義足のソール、視覚に障がいのある人用の白杖など、多くの人が幸せになるための用具もつくっています。
ゴムわらじ…作れるのではないか、と。
お願いしてみたいのです。

そして、書くだけ書いて、何もせずに、
すっかり、このことを忘れていました。
勝手な人だなぁと、今になって、思っています。

***

一昨日・11月8日のことです。
ミズノにお勤めの方から、メッセージが来ました。

◆弊社では鬼剣舞用のゴムわらじ製造は難しそうだ
◆なお、類似品として、通販部門に奈良の雪駄メーカー「大和工房」とミズノとのコラボ商品の雪駄があるが、高額である

驚きました。
どうやら、ゴムわらじがつくれないか、担当部署に照会してくれていたようなのです。
ミズノ株式会社の姿勢は、すごい!と鳥肌が立つ思いです。

雪駄について調べてみると
SETTA C/6 (セッタ シーシックス)という雪駄の通販サイト(→ Link )に、
こうありました。

◆ミズノはこれまで、ゴルフのシャフト、テニスのラケット、野球バット、義足のプレート等にカーボンを使用することで、
◆素材の特性や加工に関するノウハウを蓄積しながら、
◆その軽さと弾性によってスポーツ用品を進化させてきた。
◆本モデルは、雪駄のインソール内部にカーボン繊維強化プラスチックを採用。
◆つま先部が高く、中足部を下げたアーチ形状を成型し、独特の転がり感と弾性のある履き心地を実現。
◆日本独自の伝統と技術が邂逅するミズノならではのアイテム。

磨き上げてきた技術を、他の分野にも転用しているのです。

***
スポーツ義足についても調べてみました。
web Sportivaというサイトに
「日本が誇る世界初の新型スポーツ用義足。パラアスリートと世界に挑む」という記事を見つけました(→ web Sportiva/2020.09.20 )

◆トップアスリートだけに提供するものではない
◆トップアスリート用に開発するうえで得られる技術を、たとえばこれから走りたいと思っている障がいのある人たち向けに活かしていきたい
◆もちろん東京パラリンピックで国産の板バネを使ってもらえたらうれしいが、
 本来の狙いはそこではない。
東京パラリンピックを見て『自分もこんなふうになりたい』と子どもたちが憧れを抱いた時に、国産で手の届くスポーツ用義足があれば、その夢を後押しすることができる
◆スポーツ品に限らず、将来的には高齢者が元気に歩いたり走れたりすることにも役立てられたらなと思う
◆私たちの技術や製品が、元気で明るい日本社会を作り出すモノになることが最大の狙い

ミズノの新製品開発・技術転用のねらいは
元気で明るい日本社会に寄与したい…ということだったのです。

そして、その理念が、全社員に浸透しているから、
どこかに困っている人がいれば、それをミズノの技術で解消してあげようと、全員が考えてくださるのです。

世の中は、持ちつ持たれつ、助ける・助けられるで成り立っています。
他人の困りごとを、
自分は、
どの分野だったら助けられるだろうか、
あるいは、
どの分野だったら、助けてくれる人を紹介してあげられるだろうか…と、考え込んでしまいました。

私、助ける力、紹介する力を、もっともっとつけないといけないのです。