がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

感染症対策中だけど/参加者が喜ぶことをやりたい

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今日は、6月に盛岡市で開催が予定されている(一部の競技は5月です)
第24回岩手県障がい者スポーツ大会の実行委員会に、委員として出席してきました。

おととしの大会は、感染症の影響で中止になりましたが、
去年は、さまざまな足し算や引き算をして、開催されました。
岩手県でも、新型コロナウイルスの陽性者は、なかなか減りませんが、
今年も、工夫を凝らして、開催しようとするものです。

■声もかからない人

障がい者スポーツ協会の会長さんはあいさつの中で、こういうことをお話になりました(と、私は聞きました)。

障がいを持った人が運動する機会は少ない。
この大会だけがその機会という人もいる。
今年も開催したい。
でも、
この大会の参加について、
声もかかっていない人が、
県内には、まだまだ、いるのではないかと危惧している。
大会の開催だけにとどまらず、
障がい者がスポーツをする機会を工夫してゆかなければならない。

声もかからない人…グッときました。
私たちだって、同じことを考えなければいけません。
クラブの数がどうのこうの、指導者の数がどうのこうの、国民体育大会の順位がどうのこうの…
声もかからない人のことを考えなければいけません。

岩手県スポーツ推進計画」では、
そのおおもととなる「目指す姿」を

スポーツの推進による
県民誰もが健やかで輝く岩手の創造


としています。
「県民誰もが」です。
声もかからない人がいてはいけないのです。

■表彰はできるだけやりたい

去年から、開会式と閉会式は行っていません。
表彰については

表彰は、各組1位から3位までにメダルを授与する。ただし、密を避けるために簡易的な表彰方法とすることがある

となっています。
しかし、事務局は、
「できるだけ選手を喜ばせたい…と考えるところもある」
といいます。
表彰されると、選手たちは本当にうれしがるのだそうです。

なるほど、
参加者が楽しくなることをやっているはずなのに、
ただ記録をとって順位をつけて、だれもいないところで、
あるいは別の日に、はい!メダルでは、楽しくない。

障がい者スポーツ協会の方々は、
「だれのため、なんのため」を常に確認して、ものごとを進めているようです。
したがって、
規模は縮小するけれども、対策のための人員を増やしてでも
参加者が喜ぶことをしようとしているのです。

素晴らしい。

■おまけ

会場となった施設のレストラン「雲の信号」には、
「ホクト1号」という名前の
分身ロボット「OriHime」がいます。

うっかり昼ご飯を食べて行ってしまって
こんなチャンスに、ホクト1号とお話する機会を失ってしまいました。
大きく反省。

■OriHime → 詳細は この下線部をタップ