夏の甲子園も、昨日、やっと終わりました。パラリンピックと交錯しながらのテレビ観戦でしたのでなんとなく落ち着かず…というありさまでした。
今年の甲子園は「史上最多7度の順延となり、当初の25日から4日遅れての閉幕となった」(共同通信→ ここ )とあるように、ずいぶん長いなあ…と感じていました。
調べてみると、果たして…
■甲子園は21日間、オリンピックは19日間
甲子園(第103回全国高校野球選手権大会)は
8月9日~25日の 17日間 で計画されていましたが
天候の都合で 8月9日~29日の 21日間 に延びました。
( https://www.hanshin.co.jp/koshien/highschool/summer2021/schedule.html )
一方、
オリンピック(第32回オリンピック競技大会)は
開会式前に行われた競技を含めて、
7月21日~8月8日の 19日間 で行われました。
( https://olympics.com/tokyo-2020/olympic-games/ja/results/all-sports/olympic-schedule.htm )
ちなみに、
パラリンピック(東京2020パラリンピック競技大会)は
8月24日~9月5日の 13日間 が会期です。
( https://olympics.com/tokyo-2020/ja/paralympics/ceremonies/ )
オリンピックよりもパラリンピックよりも、高校生の全国野球大会が会期が長いことに疑問を持たずにいたことは、いけないことだと思います。
あ、
ちがいます、ちがいます、ここでは、大会がどうのこうのではなく、
私が疑問を持たないことが…いけないことなのです。
■決勝を選んだ野球、会期を尊重したホッケー
全国高校総合体育大会(インターハイ)も、北信越ブロックで開催されていました。
ホッケー競技は、8月14日~18日の5日間を会期として、富山県で行われています。こういう情報があります。
2021 全国高等学校選手権大会は、西日本を中心に予想されている大雨などの天候不良を受け、競技日程と会場を次の通り変更いたします。 (会場を2つに変更し、決勝戦は行いません。)【日本ホッケー協会→ ここ 】
大会開始前日に、3面のコートを使って決勝までを行う予定だった計画を、天候に左右される天然芝でのゲームをやめ、2面の人工芝グラウンドだけをつかって、ハーフタイムなどの時間を短縮しながら、準決勝までしか行わないという決定をしています。
あと一日、会期を延ばせば、男女とも決勝はできたのです。
でも、決勝よりも会期を尊重し、そうはしなかったようです。
■「あたりまえ」は競技によって異なるようです
たぶん、野球もホッケーもそうすることが「あたりまえ」だったと思います。
今日は、
どちらが正しいとか、どうすべきだとかいうことを考えようとしているのではありません。
「あたりまえ」って、すべてにとって…ではなく、
「○○にとっては、あたりまえ」なのだ…ということを忘れないようにしたいものだなという気持ちの確認でした。