がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

残ったもの、これから残すもの

Legacy that we will continue to make. At the opening game of a new gym in Unosumai,Kamaishi. 日曜日・12/15は、 バスケットボールB3リーグ 岩手ビッグブルズ金沢武士団 の試合を見に 岩手県釜石市釜石市民体育館に行ってきました。 14・15日の2日間にわたり行われたこのゲームは 東日本大震災津波で建て替えられた新しい体育館のこけら落としとなる 特別な試合だったのです。 しかも、体育館は、ラグビーワールドカップが行われた釜石鵜住居復興スタジアムのすぐそば。 行かないわけにはゆきません。
旧体育館は内陸部の桜木町にあったが、東日本大震災の揺れで大きく壊れ解体された。 新体育館は、三陸鉄道鵜住居駅前の公共施設「うのすまい・トモス」に24億7000万円かけて整備された。観客席が776席(床面積約3547平方メートル)ある。 鵜住居町では今秋、東北で唯一ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の試合が行われ、市全体が沸いた。 「スポーツで盛り上がった復興のともしびを消したくない」という市と、ビッグブルズの思いが一致し、こけら落としのゲーム開催が決まった。   (毎日新聞 2019/12/14→[Link])
*** まずは腹ごしらえ。 スタジアムグルメもいいのですが、 いつも満員で入れなかった「魚河岸テラス」→[Link]によってみると、 なんと、 待ちなし…で入れたのです。 で、ほらこれ、ぎゃははははは〜。 しかも 1,000円! 炙り〆さば、炙りサワラ、絶品でした。 *** さて本題。 帰り際、 お店の入り口付近に こんなフダが張り出してあることに気がつきました。 英語のメニューはもちろん、 ハラル(イスラム教の人も食べられる)料理も出せるし、 ビーガン(絶対菜食主義)対応の食事も提供できますよ…ということですよね。 ラグビーワールドカップを開催し、 釜石には さまざまな人を受けいれる仕組みができたのだと思います。 気がつかなかったのですが、 街の中には、ほかにもいろいろと仕組みができていたに違いありません。 残ったものは大きいのです。 でも、 ずいぶん昔、習いました 「使わなければ衰える、適度に使えば発達する、使いすぎれば故障する」 この力も使わないでいるうちに弱くなってしまいます。 つけた力を適度に使ってもらう仕鰍ッをしてゆくことが、 私たち、岩手のスポーツ関係者の使命でしょう。 がんばりますよ、がんばりましょうね! *** ラグビーワールドカップであれほどもりあがった街です。 実行委員会のサイトには開催の意義がこう記されています。
ラグビーワールドカップ2019 岩手・釜石開催の意義 1 世界中から頂いた支援への感謝を伝え、復興の姿を発信 2 “スポーツの力”による地域の創生    (いわて・かまいしラグビー情報→[Link])
初日は違ったのかもしれませんが、 私が行った釜石会場2日目の15日には、 ワールドカップやそのプレイベントとして位置づけられたパシフィックネーションズの時に “スポーツの力”による地域の創生をテーマに、 様々な活動なさっていた方々の姿を、 観客席にもフロアにも、私は、見つけることができませんでした。 (釜石市長は一試合ずっと観戦なさっていましたが) 残念でした。 記念すべき「こけら落とし」スポーツイベントは ラグビーではなくバスケットボールであっても ワールドカップではなくB3のゲームであっても、地域創生の力にし続けなければならないのです。 でも、大丈夫。 これは、これから残すもの。 *** ということで もう一度
写真のように元気いっぱいの子どもにとっても、ゴールデン・スポーツイヤーズの3年だけが「一生に一度」だったら大変です。その後にもスポーツが素敵な日本を作り続けることを願って、私だけのキャッチコピーを決めました。 4年に一度じゃない。一生に一度でもない。その先、毎日だ。 (2019/10/21「四年に一度じゃない」→Link