がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

二つのメリット/出向くこと

8月5日の

第4回部活動のあり方を考え語り合う研究集会 in 岩手」を

主催してくださった

日本部活動学会会長、学習院大学教授の

長沼 豊 先生のtwitterに、昨日、こういう記事が載っていました。

長沼先生の考えるところの

「部活動3原則」と

「部活動の在り方を考える4つの視点」のうち

あり方を考える視点を一つ増やした

つまり

「アップデート」されたということを知らせています。

具体的には、これまでのこの4つの視点

(日本部活動学会の第1回大会の基調報告で発言とあります)

●部活動の在り方を考える5つの視点●(長沼による)

1.中学校の部活動だけでなく、小学校、高校、高専、大学の部活動についても在り方を考える

2.国公立学校の部活動だけでなく、私立学校の部活動についても在り方を考える

3.運動部だけでなく、文化部についても在り方を考える

4.教員の働き方改革の視点だけでなく、生徒の過重負担の視点からも在り方を考える

に、あらたに
5.都市型の地域だけでなく、人口が少ない地域の部活動についても在り方を考える
という視点が加わったのです。

これまで

部活動の在り方を考え語り合う研究集会は4回行われていますが、

1回目は東京(学習院大学)、つぎに大阪(大阪大学)、

そして愛知(労働会館)という大都市を経て、

この前の

岩手県盛岡市での開催となっています。

どう考えても、

というか、自分勝手に考えると

盛岡で研究集会が開催され、

岩手県の実情を耳や目にして、

新たな視点が加わった…ととらえられるのです。

地方の視点も忘れない…本当に、ありがたいことです。

***

研究集会が地方に「出向いて」くることには

2つのメリットがあることに気がつきました。

一つは

地方に住んでいる私たちにとって、

とても参加しやすくなるということ。

東京や仙台まで行かなくても

最新の考え方や情報に触れることができるのです。

しかも、

液晶越しではなく

同じ空気を吸いながら。

もう一つは

大都市で最先端の活動をしておられる方々が

地方の実情に触れることができるということです。

生意気をいいますが、

長沼先生は、

盛岡に来て私たちの話を聞いたり駅前の様子を見たりしたから

5つ目の「視点「」が大切だと気がついたのだろうと

私は、勝手に思っています。

大きな会議や展示会など、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントであるMICEだって同じことだと、私は、考えます。

いる人にも来る人にも、お金だけではないメリットがもたらされるはずです。

そのために、

物理的な会場だけではなく

「出向きたい街」と「会いたい人」を創り出して行かなければならないのです。

たとえば

ゴールは同じだけれもアプローチの道筋・方法が違う人、

あるいは

そもそも価値感の違う人がたくさん参加してきて、

岩手に行けば

「第3の案・オルタナティブ」が生まれるんだ…と思われる街。

がんばります。

■長沼豊先生の研究室のサイトには

 この下線部をタップすると行けます。