なにかを始めるときは
なにかを止めなければならないんだよ、君たち。
時間は有限だから。
で、
君たちは、
今、何を始める時期なのか、
今、何を増やさなければならない時期なのか、
やめたり減らしたりすることとあわせて
じっくりと考えなければならないんだよ。
有限な時間を有効に使うために。
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などと、
高校の校長みたいなことを言っている私ですが、
自分のことが
ニッチもサッチも行かなくなり始めている、私でもあります。
***さて本題***
このまえ、
岩手県の体育・スポーツを学んでいる高校生の交流会で
Dance Space 主宰 高橋厚子さんの「わんこダンス」の指導を
見る機会に恵まれました。
(交流会の様子はこの下線部をタップすると見られます)
すごいなぁ…
***
昨日、
私が勤めている、
カヌー部と音楽部の生徒に連れられて
カヌーは国体優勝
音楽は全日本合唱コンクール文部科学大臣賞
つまり、
「日本一」の報告に行く機会に恵まれました。
その様子が、
テレビニュースにも流れましたので、
それをビデオでとって、再生画面を写真で撮って、
「不来方高校だより」というブログで記事にしたのです。
(その記事はこの下線部をタップすると見られます)
すごいなぁ…
***
ダンスの高橋さんも、
音楽部の近藤さんも、
どの写真を見ても、ビデオをどこで一時停止しても、
「使える」のです。
必ず、笑顔でした。
見られている、撮られている…
という場所での振る舞いが
徹底されているのです。
これは、素晴らしいことです。
見られていることを意識すること、
そして、
それが、無意識にできるようになること、
人の前に立つことがある人は、
見習わなければならないことです。
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この前、
第68回全日本合唱コンクール全国大会高校生の部を
さいたま市のソニックシティー大宮で実際に聴く機会に恵まれました。
その表彰式の講評で
審査員長の方が、こんなことをおっしゃったのです。
「耳なし芳一」の話を知っているでしょう。
全身に魔よけのお経を書いて
怨霊から身を守ったつもりだったが
耳にだけお経を書くことを忘れてしまい、
耳をもがれてしまった…
というお話です。
しっかり準備して、しっかり歌ってもいるのだけれども、
演奏の中に
たったの一つだけでも、
お経の書かれていない小節があったりすると
がっかりします。
そんな気持ちに何度かなりました。
先ほどのお二人は、
耳までちゃんとお経をかいている、と、いえるでしょう。
私はどうでしょうか。
立っただけで、
見た人が、
楽しくなったり、安心したり、元気になったり、やる気をだしたり…
するような立ち居振る舞いをしているでしょうか。
耳までお経を書かないといけないな…と、感じています。
あれれれれ、
それどころか、
もしかして、
まだ、
耳にしかお経が書かれていないのかもしれない…
一人で、ぎゃふん。