逆走マラソン
涼しくて過ごしやすい日が続いています。今日は、長袖ワイシャツで出勤しました。
とはいえ、さっぱり私の能率はあがっていません。
暑さと湿気が原因だと思っていましたが、どうやら、その理由ではないようです。
自分自身に、ガッカリです。
関東では雨がひどいようです。被害のないことを祈っています。
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ないもの、なくなってしまったものを補うことばっかり考えていた数ヶ月でしたが、
あるものをもっと使う、あるいは、使い方を変えて使う、という発想も忘れてはいけないな…と気がつきました。
福島民報にあった記事です。
「ゲレンデ逆走マラソン10月から 猪苗代の6スキー場来年6月まで全8戦」
▼東京電力福島第一原発事故による風評被害に直面する会津の観光を盛り上げるため
▼猪苗代町の6スキー場は「ゲレンデ逆走マラソン」を開催する。
▼スキーシーズン前からイベントを実施し、冬の誘客にもつなげる。
▼全8戦のシリーズ戦で、各戦の上位を表彰するほか、
▼トータルで最多得点を獲得した男女は「逆走マラソンキング(クイーン)」となる。
今年はスキーのお客さんがたくさん来るのかなあ、早く雪が降ればいいなあ…としか考えず、
「スキー場は、積雪時に滑り降りるもの」という固定観念にとらわれてしまっている自分を発見し、こんなに涼しくなったのに、汗をかいてしまいました。
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とはいえ、知恵を絞っておられる方は、県内にもたくさんおられるようです。
今度の日曜日、8月21日に「きたかみ夏油高原ヒルクライム2011 〜がんばっぺ!! 東北〜」という自転車ロードレースが企画されています。
岩崎城運動公園からスタートし、市道、県道122号(夏油温泉江釣子線)を経て夏油高原スキー場をゴールとする「登りきり」の18.1�qのコースです。
北上市観光協会のサイトには、
「震災の影響で東北の自転車レースは軒並み中止になっている中、被災地に元気を届けようと
敢えての実施です!」
とありました。
スタートリストを見ると、92年バルセロナオリンピック自転車ロードレースに出場した、藤田晃三さん(大迫高校→ブリジストンサイクル)を筆頭に、東北各県を中心に遠くは大阪までの568人がエントリーしています。
おまけに、
ちゃ〜んと、ボランティア係員も募集して、支える人の活動の場も提供しています。
現在使うことのできる、
陸上競技場とスキー場を道路で結んで、自転車のロードレースを行い、500人を超える人を集め、
地元の人のボランティア活動も促進することを企画する人がいるのです。
「逆走マラソン」のような発想を持つ方々を大切にしなくてはいけませんし、助けてもらわなければなりませんね。
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おいでませ!山口国体の予選会を兼ねた、第38回東北総合体育大会のラグビー競技が今日から始まりました。
会場は青森県大鰐町です。
今年の東北総合体育大会は宮城県で行われるはずでしたが、
東日本大震災津波により、宮城県で一斉に開催することができなくなり、東北各県で調整し「できる会場で、できる時に」しかも、国体予選のみを行うことになりました。
少し寂しいのですが、やむを得ません。
今日のラグビーは、少年が宮城県と対戦しましたが、残念ながら13‐49で敗退したようです。
それよりなによりびっくりしたのは、
成年の組合せに宮城県が「棄権」と表示されていることでした。
(なんだろう…)
宮城県でトップイーストリーグDiv2に所属する社会人チーム「船岡自衛隊」のサイトを開いてみると
「船岡自衛隊ラグビー部は災害派遣中です。」との表示がありました。
それだけが棄権の理由ではないのかもしれませんが、
スポーツの体制は、まだまだ復旧途中であることは確実です。