がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

発送電分離

7月8日から発売されていた、切手シートを買いました。

「特殊切手『日本のスポーツ100年』」です。

 次の10枚の切手が一つのシートになっています。

 (1) 大日本体育協会創立(1911年)

 (2) オリンピック日本初参加(1912年)

 (3) 国民体育大会(1946年〜)

 (4) ”フジヤマのトビウオ”と称された古橋廣之進(1949年)

 (5) 日本スポーツ少年団創設(1962年)

 (6) 第18回オリンピック競技大会(1964/東京)

 (7) 第11回オリンピック冬季競技大会(1972/札幌)

 (8) 第18回オリンピック冬季競技大会(1998/長野)

 (9) 日本スポーツマスターズ大会(2001年〜)

 (10) 第29回オリンピック競技大会(2008/北京)

100年に1度しか発行されないであろう切手です。お買い求めください。

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岩手県議会本会議の中継が事務所のテレビで見られます。これは、勤務時間中に見てかまわないものの一つです。

昨日の中継である先生の発言から、「発送電分離」の考え方を知りました。

発電事業者と送電事業者を分離すること…その目的はどこにあるのかということを知らずに、単に形態だけの話だろうと捉えていたのです。

(これまでの「大規模・集中」の発送電で何ら支障はないだろうな…)と思っていました。

ところが、

発電と送電を分けることによって、電気をつくるだけの小規模事業者が電気の流通(?)に参加しやすくなるのだそうです。

確かに、

新しく送電網を整備するには莫大な投資が必要ですが、既存の送電網に電源を供給することはそんなに難しいことではないように思えます。

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◇あらららら、今日は何のお話ですの?

◆思い当たることがあったんだ。

◇ま、まさか、発電業をはじめようなんて考えていないでしょうね!

◆ち、ちがいますよ。

 どうやら、私たちスポーツ関係者は「この道一筋」「石にかじりついても」「根性」などという呪縛から、

 なかなか離れられないでいるんじゃないかな…と思ったんだ。

◇またまた、わけのわからないことを…それが「発送電分離」とどう関係するの?

◆生産から消費者まで「一筋に」という、これまでの考え方を変えなくてはいけない場面もあるだろう。

 スポーツの場面でも、

 一つのルートで行かなければいけない…という考えかただけではすべてをカバーできない場合もある。

◇ははぁ〜ん。わかりました。

 この前のスーパーキッズの会議の時の話ですね。

 こうでしたね、確か。

◆ああ。

 その会議のなかでね、

 日本オリンピック委員会から来ている委員の人がこうおっしゃった。

 「世界につながるシステムが見えてこない」

◇はあ。

 つまり、あれですか、時々、日本チャンピオンが出ればいい、

 あるいは、わが競技団体に優秀な素質を持った子どもたちが集まればいい…

 とかいう。

◆それもそうだけれども、私たちは、

 「君はこの競技では世界では通用しない」

 と、はっきりとしたエビデンスに基づいて言えるだけの力を持っていない

 ということなんだ。

◇それもそうでしょうけど、本人の意向…でしょ、最終的には。

◆結局は、

 本人や関係者が「速い馬」を求めてしまうことになるよね。

◇あ、そうか。

 今までやってきた競技では世界レベルは目指せないのに、「もっと上手くなれば」

 と思ってしまう。

 それよりも、

 発想を変えて「馬」じゃなくて「エンジンと車輪」の世界に活躍の場を求めることを

 考えた方がいい…

 という程のことですね。

◆そう。

 何より、この事業のスタートは、

 子どもたちが「世界のトップアスリート」を目指し、

 岩手県内では、そのことが達成可能なスポーツ振興の「システム」を作ることを

 目的としていたはずなんだから。

 他の競技に頼むとか、他の競技から頼まれる、どなたかにあずける、どなたかからあずかる…

 それが「スポーツにおける発送電分離」システムだろうという程のことを言いたいんですね。

◆そのとおり。