新型コロナウイルス感染症を克服すべく、社会全体が前進しようとするにあたり、スポーツは人々の心を癒し、人々に勇気を与える大きな力を持っています。「新しい生活様式」のもと、新しいスポーツの在り方を新たな発想で創造していきましょう。 スポーツに集う県民みんなで力を合わせ、自信と誇りをもって新型コロナウイルス感染症に打ち勝ち、スポーツによって県民誰もが健やかで輝く岩手を創り上げていくことができるよう、ここに「団結・結束スポーツいわて」を宣言します。『「新しい生活様式」のもと、新しいスポーツの在り方を新たな発想で創造』することの宣言です。今が踏ん張りどころです。 さて、10月から岩手県体育協会内に「岩手スポーツアスリート無料職業紹介所」を開設しました。岩手の企業などに所属してスポーツを続けたいアスリートと、雇用した人のスポーツ活動を支援してゆきたい企業などを結ぶ職業紹介事業です。 この事業は、選手強化事業の一環として行われるもので、国際大会などで活躍するレベルの高いアスリートが県内に活動拠点を置くことを想定してスタートしています。岩手県からたくさんのオリンピック選手、ワールドカップ選手、そして日本チャンピオンを生みだすことで県民みんなのスポーツを盛んにし「輝く岩手」をつくりだそうとしているのです。成果をあげたいものです。 しかし、開設許可を申請するためにアドバイスを受けたり勉強したりしている中で、職業紹介事業の軸足は働く人を守ることに置かれていることがわかったのです。私どもの紹介事業でいえば、日本トップレベルには届かないものの働きながら競技スポーツを継続したいという人たちを大切にすることも重要です。 2年ほど前、岩手県のタレント発掘・育成事業「いわてスーパーキッズ」を経て、中学、高校とずっと競技スポーツを継続している大学生が事務所にやって来たことがありました。就職先を紹介してほしいというのです。その時は、なにもできませんでした。アスリートの役に立てなかったのです。そこで、今回の紹介所開設にあたっては、対象とする求職者の範囲を「世界大会や国民体育大会、全国規模の大会への出場を目指すスポーツ選手」と広げています。多くのアスリートを支援できるはずです。 新しいことを考えるということは、今の延長線上に未来があるかどうかを点検することから始まる…と言っている人がいました。私も同感です。 宣言を機会に、事業の見直しや開始を機会に、点検し続ける岩手のスポーツ界でありたいと考えています。 ***理事長あいさつ、終わり*** ■「団結・結束 スポーツいわて」宣言→ この下線部をタップ ■岩手スポーツアスリート無料職業紹介所→ この下線部をタップ ■体協いわてバックナンバー(2019年度分まで)→ ここ
体協いわて2021年1月号から
お知らせすることを、すっかり忘れておりました。
公益財団法人岩手県体育協会の広報誌
体協いわて2021年1月号(通巻87号)が発行されています。
「体協いわて」には理事長あいさつがつきもので、
今号にも、巻頭に載っています。
県内小中高等学校、各競技団体、賛助会員の皆様に配布しており、
すでに、ご覧になった方もいらっしゃるかとは思いますが、
せっかくなので、ここでもご披露いたします。
興味のある方は、ない方も、どうぞお読みくださいませ。
***理事長あいさつ、始め***
「体協いわて」冬号は、国民体育大会の優勝者が表紙を飾ることが通例でした。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、国民体育大会をはじめ、全国高校総合体育大会や全国中学校体育大会など、多くの大会が中止・延期となり、今号は例年とは異なる構成とならざるを得ませんでした。大会やスポーツ活動が元に戻るのか心配である一方、元に戻せばそれでいいのかという不安も持っています。
そんな中、岩手県体育協会は6月の定時評議員会で『「団結・結束 スポーツいわて」宣言』を採択しました。今号には全文が載っていますので、一度お読みいただきたいのですが、一旦、結びの部分を引用します。