がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

カッパ捕獲許可証

昨日は東京マラソンでした。 岩手県からは93人のランナーが参加し、総参加者数は36,449人との発表があります。たくさんの人が楽しんで都心を走ったことでしょう。 また、 沿道には153万人のお客様、関連イベントの東京大マラソン祭りには63万人のお客様がいたという報告がされていますし、 さらに、大会ボランティアには1万人が従事したようです。 これらを単純に加えると、221万人弱の人がロードレースコースに集まっていたわけです。岩手県の人口をはるかに上回る人たちが「ロードレース」関連で集まってきたということです。 素晴らしい魅力を持ったイベントなのですね。 ***** 昨日、広島では、9人のランナーが参加したイベントがあったそうです。 中国新聞にこんな記事がありました。
「駅伝の世羅」をアピールして観光振興につなげようと、広島県世羅町観光協会は27日、駅伝強豪校の世羅高陸上部の練習コースなどを体験するツアーを町内で実施した。
実はこれ、観光庁の「スメEツー!モニタープロジェクト」として行われたものです。 「スポーツを核とした新たな旅行需要を喚起し、地域活性化に資する旅行商品を試験的に造成し、モニターツアー」を実施するもの…と説明されています。 ツアー内容として想定されているのは  �@観るスポーツ �Aするスポーツ �B地域振興 �C競技普及 �Dまちづくり(施設活用) の5観点です。 詳しくは「スメEツー!モニタープロジェクト」のサイトをご覧いただきたいと思いますが、 具体的な事業をピックアップすると、 東京では「総合格闘技体験ツアー」「女子会in伊豆大島トレッキング」「東京周遊スポーツミュージアム」、 広島では「駅伝強豪校トレーニングコースを走ろう」、沖縄では「石垣島スポーツフィッシング」、三重では「伊勢観光と鈴鹿サーキット」、北海道では「レッツ・カーリング北海道!」…ほかにも参加したいイベントが盛りだくさんでした。 面白い発想をお持ちの方々は日本中にたくさんおられるんだなぁ…と感じましたが、 岩手県を含めて、東北地区のものが一つも紹介されていないことは、とても残念に思えました。 ***** とはいえ、今日、回ってきた書類を見て思わずニンマリとしてしまいました。 あと、ちょうど150日に迫った北東北総体の「高校生活動」の現段階の企画資料を見たのです。 現段階では、花の装飾やのぼり旗など、定番と言えるものが多いのですが、 その中に、 「かっぱ捕獲許可証の作成・配布」があがっていたからです。  「かっぱ捕獲許可証」は、現在、遠野市の観光協会が発行していますが、当然、アイデアは遠野地区の学校から出てきています。 遠野市はインターハイの会場にはなりませんが、隣の花巻市にやってくるインターハイ関係者に「捕獲許可」を与え、遠野市に足をのばして「カッパ狩り」をするように導こうとしているわけです。 こんなアイデア大好きです。採用されればいいなぁ…と思います。 ちなみに、次の注意事項を守れば、「かっぱ取り放題」のようですし、  1.カッパは生捕りにし、傷をつけないで捕まえること。  2.頭の皿を傷つけず、皿の中の水をこぼさないで捕まえること。  3.捕獲場所は、カッパ淵に限ること。  4.捕まえるカッパは、真っ赤な顔と大きな口であること。  5.金具を使った道具でカッパを捕まえないこと。  6.餌は新鮮な野菜を使って捕まえること。  7.捕まえたときには、観光協会の承認を得ること。 生け捕りにして遠野テレビに連れてゆくと、なんと1,000万円がもらえるそうです。 「インターハイとカッパ捕獲!うまくいけば1,000万円ゲットツアー」これも「スメEツー」になるでしょうね。 個人的には、とても大きな引力を感じています。 ********** 注意して読まないと「スメEツー」を「スポーツ」と読んでしまいます。 スポーツとツーリズムを足した言葉が「スメEツー」のようです。 Microsoft Wordも、文中に出てくる「スポーツ」と「スメEツー」のすべてに (どっちか、間違いでしょ!?) と、律儀に波線のアンダーラインをつけてくれます。 (うるさいなぁ)