がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

遠野物語

昨日、釜石に行く途中、時間の調整もかねて遠野駅に寄りました。

駅前では、獅子踊りが行われています。お客様を歓迎しているのでしょう。

東南アジアからの女性観光客がキャアキャアいいながら記念写真を撮り、家族連れは、幌馬車に乗って市内観光に出かけます。

いい風景だよな…と、目を駅前の池に転じると、カ、カ、カッパがぁ!

駅前の観光協会売店に走りました。

うわさに聞いた「カッパ捕獲許可証」を手に入れに行ったのです。

レジの隣の棚に、無造作に置いてありますがシリアル番号付。200円。シリアル番号の意味が、今一つ分かりませんが、まず急いで買って、池に走ります。

捕獲許可証を、ヒラヒラさせながら、カッパどもに近づきましたが、ニヤニヤするだけで逃げようとしません。

(なめてるなぁ、カッパども、一匹残らず、生け捕りだぁ!)

まん中のカッパが私に向かって言いました。

カ:おいオヤジ、ちゃんと読んだか、その許可証?

平:ははははは、今、買ってきたばかりだ、来年の3月まで有効だぜ!

カ:裏だよ、裏。裏の「カッパ捕獲7ヶ条」

平;はいはい、生け捕りにするよ、皿の水もこぼさずにね。文句ないだろ。

カ:第3条を読んでみな、ここは、駅前だよ!

平:うっ、カッパ淵限定許可証かぁ!?

カッパは悠々と世間話を始めましたので、私は両肩を落として、車に向かおうと池を後にました。

背中に「あははははははははははははははははっははははっは」という笑い声が浴びせられました。

アタマに来たので、

皿に石をぶつけてやろうと、石を拾おうとすると、

「届かないよぉ〜、絶対!」

という声が聞こえました。

振り返ると、カッパではなく、やぐらの上の天狗が大声を上げていました。くそ。

遠野は恐ろしい街です。

そのショックで、昨日の夕食の回転すし屋では、どうしてもかっぱ巻きに手が出せませんでした。

どんとはれ!

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大学の同窓会である団体から、封書がきていました。

(ああ、年会費の催促だな…)

と、しばらく放っておきましたが、思い出して、この前、開いてみました。

果たして、年会費の催促でしたが、本当に驚きました。

こんな時が来るとは、想像すらしていなかったのです。

『あなたは 34 回納入済みです。』

お願いの文書をお読みいただけばわかるのですが、

入会、つまり大学卒業から35回払えば『完納』で、以後、会費を納める義務は、なくなります。

間違いだろう…と、指を折って数えてみると、働き始めて今年で35年目!

とにかく、

今年の分を払えば、もう、払わなくていいんだぁ…と、今日のお昼に郵便局で払ってきました。

嬉しいのですが、

(そんな歳になったんだなあ…。)とも、しみじみと感じています。

どんとはれ!