岩手県の広報誌「いわてグラフ第726号」(2011年3月号)が
郵便受けに入っていました。
今号の表紙は
西和賀町立沢内中学校3年の田中ゆかりさん。
第48回全国中学校スキー大会女子クロスカントリーフリーの
優勝者です。
いわてグラフは隔月発行ですが、
2010年11月号は
女子200mの中学生チャンピオン・土橋智花選手と
3回連続「スポーツもの」です。
さらに、
2010年9月号は北上翔南高校鬼剣舞部でしたので、4回連続「がんばっている人」が表紙です。
日本一をお届けし続けたいものですね。
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今日も午前中は「お悔やみごとの運転手」です。先週もでした。
スキーとスキーブーツを水洗いして格納しました。
今シーズンのスキー係員のお手伝いは、昨日が最終です。
中高大会で2日、県民大会に1日、インターハイに2日、世界アルペン記念大会に1日、合計6日でした。
私はもうお手伝いには行きませんが、まだまだ大会は続きます。
役員・係員の皆さん、体調にお気をつけてシーズンを乗り切ってください。お疲れさまです。
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旗門審判員の資格を持ち、現場経験も結構積んでいる私は、一応、ひとり前の旗門審判員だと自負しています。
このレベルになると、
A4一枚に印刷されたタイムスケジュールと、担当旗門の割り振りがあれば、何もいわれなくても作業を開始できます。
自転車の立哨員もそうです。
これもA4一枚に印刷された「立哨配置図」と私の配置位置の指示、そしてスタート時刻と道路の閉鎖時間帯の情報があれば、これも支障なく任務に当たれます。
みんなそんな人たちなので、係員打ち合わせもほとんどありません。「目と目で通じ合う」人たちの集まりです。
そのことが、新しい人たちが入ってきにくい雰囲気を作っていることは否めません。
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昨日の私の受け持ちは28・30の2旗門でした。
地名で言えば「大滝上部」です。ちなみに、「ベアトラップ」の下、「テンャCント」の上です。(わかる人にしかわかりませんね(笑))
私の上の3ゲートは、去年から私たちの班(「雫石班」と呼ばれています)に入って手伝ってくださっている、3〜4人の若い役場職員の一人で、どう見ても20歳代です。
国際スキー連盟の公認レースが2つ終わりました。
その後は全日本スキー連盟公認の中学生のレースになります。スタート地点が下がりますので、大幅にコースセットが変更になります。
一昨日はゲート番号にあわせて旗門審判も下がっていったのだそうですが、昨日は、「旗門審判はその位置」という指示が出ました。
セット換えが終わってみると私の目の前には14番ゲートがあります。
さっきと同じであれば、14・15ゲートを担当すればよいのですが、13番も私が見たほうが合理的と思える配置になっていました。
上の旗門審判の彼との距離は結構あります。声ではとてもコミュニケーションが取れません。
(打ち合わせしに行こうかな…)
とも思いましたが、ずっと登ってゆかなければならないので
(まあ、いいっか。スタートまでは時間があるし、腹も減ったし。)
と配給になったおにぎりを食べることにしました。
雪の上でのお昼ごはんを食べ終わって立ち上がり、ペットボトルのお茶を飲み終わると、上の旗門審判の彼が、このタイミングを待っていたかのように斜面をあるいて降りてきました。
(おっ!?)
それでは…と、私も彼のほうに登り始めます。
2人が声のとおる距離まで近づくと、彼が声をかけてきました。
「ど〜しますかぁ〜」
年寄りが御飯を食べ終わるのを待ち、若い者が坂の上から、担当旗門の確認をしに来たわけです。
嬉しくなって
「13から3本見るから!見やすいし!」とサービスすると、彼はこう言いました。
「1本増えて、すみませんが、そう、お願いします。
実は私のところも、
10から12まで3本を見なければならないようなセットですから3本見ますので!」
打ち合わせが終わると、下りてきた斜面をゆっくりゆっくり登っていって、元の位置に戻ってゆきました。
(立派な若者だなぁ…。「いわれたことだけやればいい」なんて、これっぽっちも思っていないな。
いい職員教育をしているよなぁ…。
あ、それとも素晴らしい家庭教育の賜物かな、
いやいや、学校教育の運動部活動とかで狽チた資質かな)
誰が育てたかはわかりませんが、立派な若者にあって、とても嬉しい競技係員の一日を過ごした、
単純な私でした。