今日は、第65回国民体育大会の挙ケ競技・少年男子近的で優勝した、
福岡高校3年の古舘凌選手、黒沢尻工業2年の佐藤巧真選手、盛岡商業3年の女鹿口幸成選手の3名にお会いする機会に恵まれました。
2年生の佐藤巧真選手がこういいました。
「2人の3年生を最高の舞台で最高の成績で送り出すことが出来た。来年は地元のインターハイで上を目指したい。」
今年、たくさんの人に会っていますが、「団体」の全国優勝者は初めてのような気がします。
高校最後の試合となる上級生を、負けずに終わらせてあげた下級生の経験はきっと来年に繋がるでしょう。
そういえば、女鹿口選手も昨年2年生で国体近的6位に入賞していました。
こうやって「力」は繋がってゆくものなんだろうな…と、3人の顔を見ながらしみじみと感じた次第です。
**********
私だったら、違約金を払っても撤退するでしょう。
いろいろと話題になっている、渋谷区の「宮下公園」の件です。
経緯はこういうことのようです。(産経ニュース)
▼渋谷区は
昨年8月に宮下公園の「命名権(ネーミングライツ)」をナイキジャパンに与える契約をした。
▼つまり、ナイキジャパンは好きな名前を公園につけてよいという権利をえた。
▼契約額は年額1,700万円で、契約期間は10年間。
▼さらに、
契約には公園のリニューアル経費をナイキが負担することも含まれており、その額は約4億円。
▼公園名は「宮下NIKE(ナイキ)パーク」が予定されていた。
しかし、
スケートボード場とロッククライミング施設の新設や、バリアフリー化などの公園リニューアルに反対する人たちの行動、あるいは公園の中で生活している人たちやその方々を支援している人たちが公園に居座るなどの理由で、工事に着手できず、今年5月に予定されていた開園は大幅に遅れていました。
そこで、渋谷区は工事開始のために9月24日に「区立宮下公園内の違法占用物にかかわる除却の代執行」(宮下公園に置かれたテントなどの強制撤去)を行いました。
この一連の動きが宮下公園の「ナイキ化計画」として報道され、
報道を見た方の中には、
(渋谷区がナイキジャパンに公園そのものを売却し、
一企業であるナイキジャパンが「みんなの公園」をスポーツ公園に作り直して維持管理する?)
という誤った認識をもたれた方も多数おられるんじゃないかなと心配しています。
もちろん、
公園をナイキジャパンに売り渡したわけではなく、公園の維持管理は所有者である渋谷区が行うことになっており、今回の顛末は、「区」に責があると、私は考えています。
今朝の新聞を見て仰天しました。
「使用料払っても…ナイキ、宮下公園命名権使わず」という記事です。(YOMIURI ONLINE)
▼ナイキジャパンは、命名権料は契約通りに支払うが命名権を行使しない
▼つまり、宮下公園にNIKEの名前を使わず「宮下公園」のままとするが、
10年間 1,700万円を払い続けるうえに改修費用約4億円を支払う
ということです。
ナイキジャパンはすごいなぁ、私だったら違約金を区に支払っても契約解除・撤退…だろうな。
**********
◇産経ニュースにはナイキジャパンの考え方として
「スポーツを身近に感じて、親しめるような環境を整えることで公園を活性化させ、
地域に貢献したいと考えているのですが…」
とありますし、
「命名権取得は地域貢献の一環で、企業名を出すことにこだわりはなかった。
多くの人に公園を利用してもらうために新名称は使わないことにした」
とあります。
◆そうか!
ナイキジャパンは、社名の露出を望んでいるのではなく、
「スポーツ公園のある生活」をまちの人たちに提供したいと考えているんだということなんだね!
◇そのとおりだと思います。「名無しの地域貢献」ですよね。
応援しなければならない企業ですね。
◆だね。