がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

五輪追加競技は

がんばろう!岩手のスポーツが認定する『岩手スポーツ検定』

(岩手には、まだ関係がないのでとりあえず級外問題)

 【問題】

  さて、このカップはいったい何のカップ

 【ヒント】

  ▼今は南アフリカ共和国にあるはずです

  ▼よく見ると「The Webb Ellis Cup」と刻んであります

  ▼まだ日本に来たことはありません

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ご存知も関心もない方がほとんどだと思いますが、

今日、8月13日に国際オリンピック委員会(IOC)の理事会がドイツ・ベルリンでおこなわれます。

2016年のオリンピックで実施競技として追加採用する2競技が絞り込まれるのだそうです。

午前中の「共同通信」のネット版には次の見出しの記事が載っていましたし、岩手日報夕刊にも同じ記事が載っていました。

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『16年夏季五輪、野球の落選確実 追加採用の2競技』

中味はこうです。

 ▼追加採用候補は、次の7競技で、その中から2競技に絞り込まれる

    野球、ソフトボールラグビー(7人制)、ゴルフ、空手道、スカッシュ、

    ローラースポーツ(ローラースケート)

 ▼関係者(複数の有力理事)によると、ラグビーが入ることは濃厚

 ▼もう一つには、ゴルフ、ソフトボール、空手、スカッシュが候補となっている段階

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8月11日の東京新聞にも追加競技については詳しく報じられており、その見出しは

「2016年五輪 追加競技 ゴルフ、7人制ラグビー『有力』」

とあります。中味は、

 ▼国際的な普及度、トップ選手の参加、ドーピング防止に対する取り組みなどが判断基準

 ▼ゴルフはタイガーウッズなどの有名選手がオリンピックでの実施を強く希望しているし

 ▼ラグビーはオリンピックを7人制世界最高峰のゲームと位置付け、国際化も進めている

 ▼野球とソフトボールは欧州での普及度の低さなどの国際的広がりがネックになっており

 ▼空手道はテコンドー、柔道との住み分けがなかなか難しい

 ▼スカッシュは既にテニス、バドミントンというラケット競技が実施されていることが弱点

とありました。

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◇それで、今日は、何を仰りたいんですか?

◆もしも、今日、ラグビーが2019年からのオリンピック追加競技候補に推薦されたとしたならば、

◇したならば!?

ラグビーの「国際化戦略」を評価しようと思っているのです。

◇具体的には?

◆2019年の15人制ラグビーワールドカップの日本開催。

◇ああ、この前、2015年のイングランドと同時に決定されたものですね。

◆そう。

 ところで、これまでのラグビーワールドカップはどこで行なわれたか知っている?

◇はいはい、調べますとも。

  第1回が87年で、 ニュージーランドとアーストラリアの共催、

  その後の4年ごとの開催地は、

   イングランド南アフリカウエールズ、オーストラリアと来て

  前回第6回が2007年に フランス、次回第7回は2011年に ニュージーランド

  そして、2015年のイングランドと2019年の日本が、この前、決定となった。

 なるほど、

 欧州、大洋州南米大陸だけで行なわれていたワールドカップが、

 アジアでも開催されるというインパクトは大きいですね。

◆そう。以前にも記事にしたけれども

 インターナショナルラグビーフットボールボード(IRB)のラパセ会長は、開催地決定前に、

 ラグビーワールドカップを運営する組織ラグビーワールドカップリミテッド(RWCL)を代表して

 「(15年・19年に立候補している)イタリアも南アも政府の(金銭的な)支援を得た素晴らしい計画。

  しかし、大きな採算が見込めるイングランドで15年大会を開いた後、

  19年の日本開催で競技の発展や新しいファン開拓を狙うのが最良のバランス」

 とのコメントを出したという報道がありました。

◇なるほど。

 しかも、IOC理事会のおよそ2週間前にその決定を行なう。計画的な「国際化戦略」ですね。

◆『競技の発展や新しいファン開拓を狙う』という視点でものを見る…おそるべし!だよね。

 私たちもこういう視点を持ちたいものだね。

◇何で急に裁判員制度のお話になるんですの?

裁判員制度

◇「凶器の発見や 在ったらしい不安…解読を狙う」という視点が欠かせないって、さっき。

◆…。

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【クイズの答え】

答えは、当然、ラグビーワールドカップカップです。