今日は全国高校ラグビーの1回戦
和歌山工業高校(和歌山) vs 黒沢尻工業高校(岩手)の試合が気になって気になって仕方がありませんでした。
結果は、45対7で黒沢尻工業高校の勝ち。快勝といえるでしょう。
明後日30日の2回戦は北見北斗高校(北北海道)と
ところで、
地上波のテレビ放送は「夜中」のみですので、ネットで「結果の数字」だけを知ることしかできません。
高校野球や高校サッカーは1回戦からリアルタイムの「地上波」で見ることができるのに…
と、世間におけるラグビーの現状を強く認識させられてしまいます。
もしも、
「2019年のラグビーワールドカップの開催国は?」、
「2016年のオリンピックから追加される競技は2つ。ゴルフともう一つは?」
というクイズを出したら、誰も答えられないのだろうなぁ…と、クラクラしています。
なお、
和歌山工vs黒沢尻工の前の試合(第3グランド第1試合)の
津山工(岡山) vs 日本航空石川(石川)の試合のレフリーは、
盛岡第三高校の礒部(いそべ)先生がつとめていました。
久しぶりの岩手県からのレフリーだと記憶しています。
レベルの高いレフリーがいることは
強いチームを持つことと同じように自慢の種になります。
こちらも、支えてゆかなくてはなりませんね。
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今朝の岩手日報には、
熊谷美香選手(警視庁・一関第二高校→日本体育大学)が第62回全日本フェンシング選手権大会で、
2連覇は逃したが3位に入ったというニュースがでています。
一面には顔写真入りで、スポーツ面にはプレー中の写真付きで大きく扱われています。
私が驚いているのは、
一面、スポーツ面ともに記事の冒頭に【千葉県松戸市で小原正明】という記述があること、
そして、スポーツ面には52行もの長さの署名入り記事がついていることです。
つまり、
岩手日報は、全日本フェンシング選手権を大切なこととして捉え、
本社の運動部の記者を派遣して直接取材しているということが私を驚かせた訳です。
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◇ははぁ〜ん、全国高校ラグビーの地上波テレビが夜中にしか放送しないから、
新聞で大きく取り上げられているフェンシングにやきもちを焼きましたね。
◆違うよ。
もう体制をとっているんだな…と感心したのさ。
◇えっ、誰が何の体制をとっているんですか?
◆岩手日報社は、
もう、2012年のロンドンオリンピックに選手を送り出す体制に入ったのだろうと思ったのさ。
◇意味がわかりません。
◆ロンドンを狙っている岩手県関係の選手をあげられるかな?
◇まずは連続出場をねらうホッケーのグラクソスミスクライン・小沢みさき選手、
◆うん、うん。
◇初出場を狙うのが、カヌーの大正大学・水本圭治選手、フェンシングの警視庁・熊谷美香選手…
あまり多くはありませんが、広く知られてはいないでしょうね。
◆そして、残された日々は?
◇あらららら!
もうロンドンオリンピックまで3年を切っているんですね。
じゃじゃじゃ、それどころか、もう942日しかないそうです。
◆シーズンでいえば、オリンピックまでにはあと2シーズンを残すのみ。
なんとか県選手をオリンピックに出したいと思えば、
有望選手を追いかけて、情報を伝えて、みんなに応援してもらい・支えてもらって選手に送り出そう…
とするわけだ。
つまり、
オリンピック選手を、マスメディアの観点から「育てはじめた」のだろうと私は考えている。
◇えらい違いですね!
◆何が、誰と?
◇hirafujiさんと、考え方が。
◆ど、どういうこと?
◇もう少しすると、また、4年前のトリノオリンピックの時のように嘆くんでしょう、きっと。
◆ど、どういうこと?
◇「ああ、まただれもいない!」って。
◆ああ、きっとね。
だって、たぶん、だれもいないよ、岩手の関係者でバンクーバー冬季五輪に出る選手は。
◆えっ!?
◇結果を嘆くだけなら誰でもできます。
4年の間にそれぞれの立場でなんらかのアクションを起こして「育てはじめる」ことをしないと、
いつまでたっても、
私たちにとってのオリンピックは「4年に一度の『嘆きイベント』」にしかなりません…。
◆ぎゃ、ぎゃふん…。