がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

育てる演技会

オリンピックに出るということは、本当に難しいことなんだなあ…と、バンクーバーオリンピックの選手選考を兼ねた、全日本フィギュアスケート選手権をテレビ観戦しながらしみじみと感じました。

岩手からオリンピック選手を出すこと…その達成に必要なことは「本気の情熱」が第一でしょうね。

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 昨日は

 「『華麗に!そして、華やかに舞え!』女子新体操」

 というイベントが、

 紫波町のサンビレッジ紫波で行われました。

 県内高校女子新体操のトップレベルにある、

 北上翔南高校、盛岡第三高校、盛岡白百合学園高校の

 3校に、

 北上新体操クラブと盛岡ジュニア新体操クラブの

 ジュニアの選手が加わっての演技会です。

 私は、残念ながら行くことができませんでしたが、

 今朝の岩手日報は、とても素敵なカラー写真とともに、

 第一面でその様子を報じています。

3日間の合同合宿を経た演技会なのですが、

実はこのイベントは「単なる演技会」ではなかったのです。

担当なさった紫波町体育協会の高橋さんは、

今回のイベントに限らず、多くのイベントを企画してきていますが

前々からこう仰っています。(私の思い込みや誤解かもしれませんが)

紫波に来たならば、いいことがある…ということを感じられるイベントにしたい」

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昨日の岩手日報にも関連記事がありました。

 ▼国際武道大学の学生ら4人が、

 ▼紫波町に、

 ▼新体操の合宿にあわせて「トレーナー実習」に訪れている。

 ▼実際に選手に対するトレーナーとしてのサメ[トを行うほか、

 ▼演技会の運営に携わるなど体育協会の業務も研修する。

という内容です。

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「ゆいっと気まぐれ日記」という紫波町の情報ブログにも、このイベントが紹介されています。

よく見ると、オープニングに「西和賀高等学校」とあります。

実は、去年も同じイベント紫波町総合体育館で行われており、西和賀高校応援団の演技が行われています。

体育関係者なら知らぬものはいない、日本体育大学に伝わる『エッサッサ』を中心に取り組みの成果を発表したはずです。

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◇なるほど。

 選手にとっては、

  合同練習、トレーナーからのケアと指導、そしてお客様の前での演技会

 大学生たちにとっては、

  本当の選手たちのケアを通した実習と、イベントの運営経験

 西和賀の高校生にとっては、

  練習した集団演技の成果を、多くのお客様の前で披露できる場

 当然、お客さまにとっては、

  新体操の演技を見ることによる感激、感動

多くの関係者の皆さんに「いいこと」を与えたイベントだったわけですね。

◆単純に「パフォーマンスの発揮の場を与える」競技会とは性格が違うよね。

◇あ、わかりました!

 「いいこと」があるということは、

 「今もっている力をすべて出すことができる」ということではなく

 「今もっている力をさらに伸ばすことができる」

 ということですね!

◆そのとおり。

 おそるべし…でしょう!

◇おそるべし!ですね。

 ところで、紫波町で行われたイベントなのに、

 なんで、紫波総合高校じゃなくて西和賀高校なんですか?

◆ギク! き、気がついた? い、育成中…です。