午後、PTA会計など、8本の会計の「監査」を受けていました。
終わると、くたくたになりますが、
私たちが普段なんとも思っていないことが、実は「非常識」であることに気がついたりしますので、
結構、好きです。
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昨日、私は、2016年に岩手県で行われる第71回国民体育大会のスローガンを
『挑戦!いわて国体 〜140万の可能性〜』とすることに、勝手に決めました。
とは言うものの、
自分はスポーツをしない、そのうえ、家族のだれもがスポーツをしない、という環境にある人は何に挑戦すればいいのか…
どうせ、hirafujiのお得意「大風呂敷」だろうと思っておられる方々のために、
1970年(昭和45年)に岩手県で行われた第25回国民体育大会のでの岩手県の人たちの「挑戦」を、
「39年前の挑戦」と題して、数回、お伝えすることにしました。
(岩手県体育協会業務課のブログに載ったものですが、載せた人の許可を得て再び掲載します(笑))
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39年前の挑戦(その1)
「夏季大会総合ャXター」です。
▼夏季大会は 昭和45年9月7日〜10日
▼開会式は 昭和45年9月7日 釜石市営プール
今日は「報告書」から、
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9月4日 はれ
岩手国体夏季大会の宮古会場ヨット競技は、3日後に始まる。
駅前総合案内所の接待係としてお手伝いするために、選手の皆さんに「遠いところ、ご苦労様でした」と最初の言葉まで用意したつもりで家を出たのです。
列車到着の時刻が近づいて、お湯も、おしぼりもお茶道具もすっかり準備ができているのに”そわそわ”する。私だけでなく、皆さんもそんな様子でテーブルのお花の位置を変えてみたり、コンロのやかんをソッとふいてみたり落ち着かないのです。
疲れた様子の選手のみなさんが案内所に見えたら「さあ…さあ…」と自然に出る言葉で迎え、用意していた「ご苦労様でした」の言葉はいわなかったように思います。
意外に元気な高校生選手たちは童顔で、麦茶のおかわりをしてくれる。ああよかったと思う。「故郷のお母さん、ご安心ください。大会期間中は宮古市が(私達が)お預かりしました」と伝えたい心。
婦人会のみなさんと話した時、「これが母性愛」なのだと考えさせられたり、母性愛の確認したり。
こんなに気持ちよくお手伝いできてよかったとしみじみ思うことでした。
お茶やおしぼりは熱いのを欲しがるだろうか、9月の残暑は、やっぱり冷たいほうが喜ばれるのでは?……準備だけは両方用意しましょうと決めて、最初に熱いおしぼりが喜ばれたら一方的に熱いものだけを用意する単純さ。
「麦のお茶って初めてです」とお茶の国静岡県の選手のみなさんの期待する顔。
この日のために、花いっぱい運動、清痩^動、観光名所案内、挨拶運動の実践と学習をした2年間。
選手のみなさんに買い物のお手伝いの時、どんなに役立ったことでしょう。
陸中海岸の様子を紹介するのに一生懸命になったら、聞き返されて宮古弁になっているのに気づいて年甲斐もなく顔を赤らめたり……。
1日のお手伝いを無事終え、私にとって貴重な体験を得て夕闇に家路を急ぐ。
さっぱりした気持ちで我が家の玄関に立ったら……洗濯物が入れてあるのです。
小学校4年生の娘に聞けば、お隣の奥さんのご親切らしい。
赤ちゃんがあって国体のお手伝いを出来かねると残念がっていた奥さん。
早速、お隣に
「あなただって参加なさっているじゃありませんか」と言わずにいられなかったのです。