県人初の「セブンサミッター」誕生
盛岡市の橋本久さん(盛岡山友会)が、世界7大陸の最高峰登頂を達成したとの新聞記事を見た(岩手日報 05/12/28)←Link
七大陸最高峰登頂者は「セブンサミッター」と呼ばれ、岩手県では初の快挙だという
セブンサミッターになることはどのぐらいすごいのかというと
まず、次の7つの山に登って無事おりてこなくてはならない
■1[ヨーロッパ] エルブルース(5642m /ロシア)
■2[アフリカ] キリマンジャロ(5895m /タンザニア)
■3[アジア] エベレスト(8850m /ネパール)
■4[北米] マッキンリー(6194m /アラスカ)
■5[南米] アコンカグア(6959m /アルゼンチン)
■6[南極] ビンソンマシフ(4897m /南極)
■7[オセアニア] コジウスコ(2230m /オーストラリア)
■7[オセアニア] カルステンツピラミッド(4880m /パプアニューギニア)
オセアニアは「大陸」ならばオーストラリア大陸の「コジウスコ」
「オセアニア」全体と見ると「カルステンツピラミッド」となるとのこと
そして、達成者は、世界で200人もいない。日本に10人もいない
EverestNews.com の中の Seven Summits←Link というサイトで調べると
■「カルステンツピラミッド」を登ったセブンサミッターは
△世界で 79人
△日本人は 3人(田部井淳子:92年、難波康子:96年、山田淳:02年)
■「コジウスコ」を登ったセブンサミッターは
△世界で 82人
△日本人は 5人(田部井淳子:92年、野口健:99年、熱田渉:00年、石川直樹:01年、山田淳:02年)
また、他のサイトで調べると、04年に渡辺大剛という人が「コウジスコ」でのセブンサミッターになっている様子
つまり、日本では8人目になるのではないでしょうか
数だけで比べるのもなんですが
夏季オリンピックで日本が獲得した金メダル数は114個、日本のノーベル賞受賞者は12人だそうであるから、日本で8人は、とんでもないことでしょう
しかも、橋本さんはアマチュアです。理学療法士だったと覚えています
橋本さんは、今年の春、「山・登山とは何なのか」という毎日新聞のインタビュー(05/04/17)←Linkにこう答えています
■数をそろえることがすごいのではない。下界では意識しにくいことを感じることが登山の最も大事な部分だと思います。
■登山だけで終わりたくないと思っています。自然の前ではいかに人間が小さい存在か、学んだ謙虚さを社会に伝えたい。
世界に誇れる方だと思います
きっと私たちが知らない何かを知っている方だと思います
子どもたちにも、いろいろなことを教えてほしいと思いますし、夢を与えてほしいと思います
お会いしてお話を伺いたいものです
【おまけ】
県民栄誉賞はどうでしょう
今までのスポーツ関係受賞者は次のとおりだったと思います
△日蔭暢年選手(柔道、世界選手権2連覇)
△三ヶ田礼一選手(スキー複合、オリンピック優勝)