今年一年のスカウト
JISS国立スポーツ科学センターのニュースレター「JISSを活用してトリノに行く」に目を通し、ちょっと興味があったので、JISSのサイトの第20回冬季オリンピック特集←linkのページから「トリノオリンピックでの食環境&食事・栄養補給」をのぞいてみました
■その中には、予想どおり、食事や水分補給についてのサゼッション
■予期していなかった、「その他情報」=日本食レストラン、スーパーマーケット、食材店、アジアンマーケットの次のような情報
△市内地図にャCントしてある
△住所、予約の要否、定休日、オーナー・シェフの国籍、メニュー内容、通じる言語、弁当対応、和食材の内容、その他の販売品目など
△豆知識として、おすすめできない食材「TOMOSHIRAGA SOMEN」などの紹介もあり
△ミネラルウオーターの種類、口に合う米の品種「イタリア米ローマ」の紹介など
ここまで配慮してメダルを取りに行くのか!これぞスカウティング!と感心させられます
スカウティングというと、イメージは「よい選手を引っこ抜いてくる」というイメージですが、少しでもよい条件で戦うことが出来るよう、対戦相手や会場地の情報を事前にもっておくことが本来の意味です。(Scouting=斥候をする,偵察する)
プロ野球の「スカウト」という職の人が選手の情報をスカウティングし、その結果に基づいて「スカウト」されるというところでしょうね
岩手県体育協会の機関紙「体協いわて」の中に、第60回国体の監督が寄せた「成果と課題」が載っています
その中に「スカウティング」に関する興味深い記述がありました
セーリング(ヨット)競技では、「成功したもの」として「昨年のVTRでの徹底した海面分析」があげられています
昨年のインターハイでは女子FJ級デュエットで宮古高校が優勝していますが、競技海面が、今年の国体会場と同じでした。そのVTRを海面分析に使ったものと思われます
「潮道」「風道」があるそうで、それを知っていることが大きなアドバンテージになります
その成果により、冬・夏・秋の国体を通じて、唯一の優勝をもたらしました
「誰かが気がつき、誰かが実行し、それを伝えてゆく」これが伝統の力だと思いますが、「気がつく」ためには、十分たちの状況が客観的に把握できないといけません
自分自身のスカウティングができるということです
さて、今年もそろそろ終わりとなります
人の話ばっかりしていましたが、ふと、私個人のスカウティングもしないといけないな〜と
【余談:健康つくり川柳から】
●健康診断 受けないうちは 皆健康(これぞスカウティング不足)
●健康のためなら 死んでも いい私(これ本末転刀j