【6/9のnote記事の再掲】
こういうニュースが流れています。
国体開催予定の4県が要望へ 文科省に「影響少ない結論を」
◆鹿児島県が10月に同県で開催予定の国民体育大会を、1年程度延期するよう要望していることを巡り
◆2021年の開催地…は…22年以降の開催地3県と共同で、各開催県の意見を踏まえて延期するかどうかの結論を出すよう
◆文部科学省などに近く要望すると発表
(元の記事は下の画像をタップ)
■一年延ばすことがどんな影響を及ぼすのか
一年、早めるんだったら、大変なことはよくわかるけど、
一年、遅らせることにどんな影響があるのだろう、ゆっくり準備ができるのに…と考えるのが普通でしょう。
しかもスポーツの大会ですから「スポーツマンシップ」で譲り合うんじゃないの?…とも感じていらっしゃるでしょう。
やっぱり、準備があるので影響があるのです。
◆開会式・閉会式などの準備
国体の開会式・閉会式では、マスゲームが大々的に行われます。
そして、学校の児童・生徒がその出演者として計画的に練習を行います。
ですから、一個学年が卒業していなくなったら困ります。
つまり、学年がずれるとまずいのです。
◆選手の強化
これも、学年ずれが浮「のです。
開催県では、開催年の高校3年生などを「ターゲットエイジ」として
計画的に選手を強化しています。大人も同じです。
◆交通輸送
ホテルの部屋も、一年以上まえから「仕入れ」ているはずです。
もしかすると、飛行機の臨時便も計画されているかもしれません。
■なるほど競技会運営ではなく大会運営だね
陸上や水泳やバスケットボールなど、それぞれの競技を行う「競技会」については、大きな影響はあまり考えられません。
ただし、今年や来年の開催地では、会場が国体のために予約されていて使えない状況が伸びてゆく可能性があります。
大きな影響があるのは、競技会ではなく、その周辺業務である大会全体の運営である「大会運営」なのです。
各都道府県から参加する選手には、大きな影響はないと私は考えますが、
運営にあたるボランティアを含む開催地の方々への影響は大きいのです。
■どうすれば延期できるか
何を寝言を…と叱られるかもしれませんが、影響を受ける部分を廃止・縮小すれば延期はできそうだと、当事者でものないのに無責任に思っています。
開会式のマスゲームをやめる(大人は可能でしょうが、児童生徒は難しい)、開催地が優勝を目指さない(選手の力を伸ばすことはとても大切なことですが、相場観のある目標を再設定する)ことなどを行えば、一年延ばしを嫌う理由はないように思います。
国民体育大会はインターハイや高校野球と違って、どんどん改革が進んでいます。
それを知りつつ…なのですが
「新しい生活様式」とともにあるというコンセプトでもう一歩の改革が、今、行われるべきであろうと考えます。
■合言葉は
合言葉は「被害者ではない。創始者だ。」
ずらされて被害を受けたのではない。
新しい形を創り出したのが私たちである。
がんばりますよ、がんばりましょうね。
***おまけ***
すんなりずれていますね。