がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

chakoさんの思い出

事業に対して「お金を減らす」ということは、何かをしないということに繋がります。

その辺が、なかなか理解されていなくて、「お金を削ること」は善であり正しいことである…というような、いやな風潮が世の中にはあると感じています。

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今日のjiji.comで流れたニュースです。無礼を覚悟で「丸写し」します。

国体の開会式一本化を検討=日体協

日本体育協会などが、国体の開会式を冬季大会では行わず、夏秋の本大会だけとする開会式一本化を検討していることが15日、明らかになった。16日に開かれる国体委員会で提案される。承認されれば来年1、2月に北海道で開催される第65回大会以降の冬季大会では、恒例だった皇族が出席する開会式が行われないことになる。

国体冬季大会は実施可能な自治体が限られ、同一自治体での開催間隔が短くなり、開催地選定の難航が続いている。こうした中、開催都道府県の負担を減らすため、開会式一本化案が挙がっていた。日体協は「国体改革の一環。経費ばかりでなく選手のコンディション、運営の円滑化などの面からも検討している」などとしている。

新潟県で今年2月に行われた国体冬季大会スキー競技会では、競技会開催費を除く開閉会式や大会事務局運営、広報などの費用で約1億円を要したという。

(jiji.com 2009/12/15-20:35)

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第64回国民体育大会冬季大会スキー競技会「トキめき新潟国体」が今年の2月に新潟県で開催されました。

もちろん、開会式も行なわれ、歓迎演技や音楽演奏などの文化プログラムも実施されています。

文化プログラムの主な内容です。

【歓迎演技】

競技に臨む選手に、冬の寒さを吹き飛ばす元気な演技を見ていただき、新潟県民が選手を温かく迎え、援する気持ちを伝えます。

  雪おろし太鼓(地元の郷土券\):雪おろし太鼓保存会(17名)

  雪んこコーラス(地元小学生による冬の歌メドレー):湯沢町立湯沢小学校2年生(29名)

  ホワイトダンサー(地元高校生による創作ダンス):県立六日町高校ダンス部・卒業生(17名)

【式典音楽】

選手入場や炬火点火シーンなどの重要な場面で演奏します。

  吹奏楽隊  県立六日町高校吹奏楽部(36名)

  合唱隊   県立六日町高校音楽部・がちょうの会・コーラス四季・コーラスひまわり・

        長岡市民合唱団・長岡メンネルコール(48名)

このことを私は、以前、ブログの記事にして、次の文章で結んでいます。

うらやましい大会だなぁ…と思います。

地元に「お金ではあがなえないもの」を残すことを考えて、街の小学生や高校生やボランティアを大会に参加させているのでしょう。

国民体育大会とは、こういうイベントなのです。さあ、私たちも、工夫しましょうね。

すると、6月になってから、

スキー国体の開会式に「ホワイトダンサー」として参加したという「chako」さんからコメントが入っていました。丸写しします。

新潟冬季国体で検索したところ、こちらのブログにたどり着き、思わずコメントさせて頂きました。国体の開会式に、ホワイトダンサーとして参加させてもらったのですが、おっしゃる通り、「お金ではあがなえないもの」、とにかく言葉では言い表せないほど素晴らしい思い出ができました。今でもその感動を覚えています。本当に地元が一丸になって成功に導いた素晴らしい最高の大会だったと思います。記事に取り上げていただきどうもありがとうございました。
どうでしょう。

「開催都道府県の負担を減らす」という名目のもとに、競技以外の部分を削ってしまうと、

「言葉では言い表せないほど素晴らしい思い出」と「感動」を体験した、chakoさんは存在せず、

「地元が一丸になって成功に導いた素晴らしい最高の大会」だと思う人も、その思いを皆さんに伝える人も存在しなくなるはずです。

私は、新潟県がかけた「一億円」は無駄なお金だとは全く思いません。

chakoさんたちとその家族はもちろん、たぶんテントで豚汁やおにぎりを振舞っていたお母さんがた、さらには開会式を見にきた人たちや、駐車場係で手伝った人たち、

つまり、

「数えきれないほどの人々」が「お金ではあがなえないもの」を得たはずだと考えるからです。

さあ、やってやりましょうね、2011年の北東北インターハイ、2016年の岩手国体では。

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今日は監査委員会事務局の予備監査を、一日、受けていました。

毎年のことですが疲れます。

その関係もあって、お昼は「よもぎ大福・ブルーベリー大福」のセット、つまり、大福2個になってしまいました。

夕方、やっぱりお腹がすきます。

3年生の女子生徒が、応援団の練習を終わって、カギを返しにきました。

手になにか食べ物の入った「折パック」を持っています。

じっと見ていると、その中から、自分で作ったという「からめもち」を、一つくれました。

お世辞抜きで本当に美味しかったです。ごちそうさまでした。

後輩のため、3年生のこの時期になっても、応援団リーダーの練習に出てくれるし、飢えたオヤジにお菓子をくれるし…ありがたい3年生たちです。

生:美味しいですか?ああ、良かった。

  でも、明日、腹痛になって学校を休まなきゃいけないかもしれませんよ。ははははは!

平:大丈夫、大丈夫。

  腹痛になっても、フクツの闘志で出勤するから!

生:………

平:ここは、笑うところだよ。腹痛と不屈…オヤジギャグ!ははははは。

生:………

向こうに立っていた保険会社の女性が笑をこらえていました。

私のギャグが面白かったのか、それとも、ちぐはぐなやり取りが面白かったのか…