【今日のクイズ】
さて、
これなんでしょうか?
今日も沿岸に行ってきました。
用事を終えてから、通り道の避難所にいる人を訪ね、
またまた、通り道のお宅で仏壇に手をあわせてきました。
またまたまた、帰り道の「道の駅」で目にしたものです。
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自分自身の持っている「許されざる矛盾」を解消し、「私個人の考え方」を整理するために行っている、第71回国民体育大会と東日本大震災津波の被害からの復旧・復興に関する「矛盾整理」は
今日で5回目。
国体は規模を縮小してでも予定どおりの2016年に行うべき…というご意見を、よく耳にしたり目にしたりします。
関連して、
今日は「国体の品質」について考えて見ましょう。
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国民体育大会の「品質」は、日本体育協会が定める「国民体育大会開催基準要項」で規定されています。
簡単に言えば、国民体育大会ではこれをしなければならないということが決められているということです。
国民体育大会を名乗る大会を行うからには、これを守る義務があります。
定められている項目の中には、
大会の開催時期及び期間並びに会期、開催期間、実施競技及び参加人員があり、
また、
文化プログラムの実施、表彰の方法、総合開会式及び総合閉会式の実施、ドーピング検査の実施、
開催県実行委員会及び会場地市町村実行委員会の設置、プログラムの作成、宿舎の準備、
競技記録の集計・提供、ドクターズ・ミーティング開催への協力などがあり、
さらに
国民体育大会開催基準要項細則、国民体育大会施設基準などにより、
さまざまなことが定められています。
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さて、どこで規模を縮小しましょうか。
第1に「開催基準要項」から見てみましょう。
「できる」と規定されている、つまり、しなくても良いと規定されているものは
公開競技、デモンストレーション競技、総合開閉会式時の集団演技、大会旗と炬火のリレー
のみですが、どこの都道府県もそれぞれの開催地のスポーツ振興や地域振興の観点から実施しています。
その他のことは現行では欠かすことができません。
なお、
岩手県の現在の計画では、公開競技・デモンストレーション競技の開催により、全市町村が国体会場となるようになっています。
この観点からの規模縮小は、県をあげて!とはいえない岩手国体の開催を意味します。
次に「競技日程」から見てみましょう。
競技会の日程を短縮したり、競技会場を減らしたりすればいい…と仰っている方もあります。
これについては、
一日あたりのゲームやレースの数や実施種目の数が増すことが容易に予想されます。
したがって、参加選手がベストなパフォーマンスを発揮できなくなる可能性があります。
そもそも、
「正式競技及び公開競技の実施要項は、それぞれ全国を統轄する競技団体が立案」することになっていて、県実行委員会が変更することはかなわないようです。
第3に「選手強化」です。
開催県は男女総合優勝を目指さなければならない…などという規定はどこにもありません。
したがって、
「規模縮小」には「選手強化」の縮小が有力になります。
しかしながら、
男女総合優勝は「結果」であり、その「結果」は「岩手県のスポーツ環境の向上」がもたらすものであると私は認識しています。
最後に「人員確保」です。
実施本部などの「人材」についての縮小も話題にのぼっていますが、
これまでに述べた「規模縮小」で減らせる人数はあまり多くないような気がします。
今朝の新聞にはある市長さんが
「市町村から積極的に人員を出して本部機能を高めることもできる。」と発言したという記事がありましたが、
実は、
会場地市町村も競技会運営のための「市町村実行委員会」を設立しなければならないことになっていますので、そちらにも人が必要となることから、素晴らしいアイデアですが、現実的ではないような気がしています。
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規模縮小…具体案のない話のような気がしてきました。
最低限の「国体品質」の大会を、岩手県の「スポーツ環境の向上」を伴わずに実施することが、
果たして、
私たちが本当に望む国民体育大会の開催なのだろうか、
そして、
その開催が「災害からの復旧・復興」にどんな影響を及ぼすのだろうか…
と、ますます整理できなくなってしまった、
午後2時26分に、大槌の町を見わたす小高い丘の上の建物の玄関先で、発災2ヶ月の黙祷を捧げた私です。
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【クイズの答】
遠野「風の丘」に飾ってあった、遠野市立綾織中学校生徒会が作った、全国からの支援者の方々や団体に向けての感謝のバナーの「う」の「点」です。
やけに字が薄いなぁ…と思ったら、すべて寄せ書きで文字が作ってありました。
遠野ルートは、今日、はじめて通りましたが、あちらこちらに「ありがとう」のバナーや立て札があります。
もちろん、
市内の全中学校が作ったバナーがあちらこちらにありましたし、遠野高校・遠野緑峰高校のものも見かけました。
遠野はすごい街です!