昼過ぎに携帯電話が鳴りました。見れば、運動具店関係の方です。
用件は、
(ラグビーのスパイクの裏についている鋲(=ャCント)はアルミ製のもので構わないのか?)
というものでした。
昔は問題なかったのですが、ここしばらくルールブックを見たことがありませんし、選手のスパイクも見たことがないことに気が付きました。
(わからない)とお答えするしかありませんでした。
今週末は「ギヤ比:7.93m」の競技のお手伝いに行く予定ですし、スキーの「スイッチバック不良」や「片足不通過」は自信を持って説明できるのですが、
情けなくも、
ラグビーのルールがすっかり分からなくなっている私です。
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土曜日に本屋に行きました。
文庫本の棚には「280円文庫」というシリーズがあり、10冊ほど並んでいたでしょうか。
さっそく、これまで読んだことのなかった本を、一冊、手に取ってレジに行くとさらに驚きました。
280円は「税込」だったのです。
(安い!)
調べると産経新聞に記事があり、次の記述がありました。
角川春樹事務所が、明治から昭和にかけての名作を収めた「280円文庫」の刊行を始めた。低価格に抑えることで、これまで近現代の文豪の作品になじみが薄かった若年層などの読者を掘り起こす狙いがある。何でこんなに安く…と、さらに調べてみると、
どうやら著者没後50年経過による「著作権切れ」の作品がシリーズになって出版されているようです。
著作権消滅作品の電子版「青空文庫」の書籍版とでもいえるのでしょう。
もはや、新たな作品を創作することがかなわない作者のものでした。
逆に考えれば、
著作権料は、新たな作品創作のための投資でもあるわけです。
高くても、がんばって、本を買って読んであげなければいけません。
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思い出しました。
これもちょっと前の産経新聞ですが、
ある病気の薬物治療につながる成果を、京都大大学院医学研究科の萩原正敏教授と神戸学院大総合リハビリテーション学部の松尾雅文教授が共同研究で発見した…という記事がありました。
記事の結びは次のとおりでした。
萩原教授は「遺伝病に薬物治療ができる可能性がでてきたが、薬剤につなげるためには製薬企業の資金力が必要になる」と話している。この意味で、
特許の切れた「ジェネリック(後発)医薬品」ではなく、新薬の研究開発資金にもなっているであろう「先発医薬品」を使う意義が出てくると考えます。
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◇ははははは。
文庫本だの、医薬品だのと、スポーツを考えることをやめてしまいましたね!
とうとう力尽きましたね…。
◆ち、ちがうよ。
◇あら、じゃあ、今日は何のお話ですの?
◆「縮小しても開催するべき」…という主張がちょっと腑に落ちない。
◇ああ、あのお話ですね。
◆このイベントは、
将来にわたってスポーツを振興してゆくために行うイベントだと私は考えているんだ。
確かに「著作権切れ」の本を読んでも感動したし、「ジェネリック」の薬を飲んでも病気は治る。
でも、
岩手のスポーツから見て、将来への投資のないイベントにしてしまうのはいかがなものか…
という考えを持っているんだ。
◇なるほどね〜。
投資するほどの将来のない人のくせに良いこと言いますね、hirafujiさん!
◆ぎゃふん。