がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

1960年の思い

 昨日の夜に気が付きました。

 県庁1階の「県民ホール」入り口にあった花です。

 がんばれ岩手

   さくら は必ず咲きます

         神奈川県 花屋

 と書いてあります。

 今日の帰りは

 「大阪市」と「環境庁」と背中に書いてある人たちと一緒になりました。

 たくさんの人たちにお手伝いされ、励まされています。

 ありがとうございます。

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お会いしてお話を伺いたい方が一人います。

当時は、どんなお気持ちだったのか、今は、そのことに誇りを持っているのか、ご自身の気持ちには変化がなかったのか…。

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今から、51年前、1960(昭和35年)年にチリ地震津波が三陸沿岸を襲いました。

日本では地震による津波の被害が大きかった。地震発生から約22時間半後の5月24日未明に最大で6mの津波三陸海岸沿岸を中心に襲来し、142名が死亡した。

津波による被害が大きかった岩手県大船渡市では53名、宮城県志津川町(現南三陸町)では41名、北海道浜中町霧多布では11名が死亡。(Wikipedia

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私が調べた、全国高校選手権大会の岩手県入賞者をご覧ください。

昭和35年度 全国高校選手権大会入賞者(岩手県:6位以内)

 1位 自転車 1000m独走   佐々木賢一(盛岡第一)

    スキー 男子 長距離  鈴木 宏尚(松尾鉱山)

 2位 スキー 男子 リレー  平舘高校

 3位 スキー 男子 距離競技 照井 弥一(花巻農業)

    スキー 学校対抗    平舘高校

 4位 スキー 男子 長距離  深谷 政光(平舘)

 5位 陸上競技 女子 砲丸投 井上八代子(盛)

    スキー 男子 リレー  花巻農業高校

    スキー 女子 リレー  谷村学院高校

    スキー 学校対抗    花巻農業高校

 6位 スキー 長距離     関本 常夫(平舘)

    自転車 団体追抜    紫波高校

注目すべきは、陸上競技女子砲丸投5位の井上八代子さん。

名前の次にある(盛)は、岩手県立盛(さかり)高等学校のことで、昭和37年に岩手県立大船渡高等学校と改称された学校です。

つまり、

その年の津波で47名がお亡くなりになった大船渡市にある学校です。

5月末に津波に襲われた町の学校から、

たぶん、8月に行われたであろう、

インターハイの前身である「全国高等学校陸上競技対校選手権大会」に出場して入賞を果たすまでのことをお聞きしたいのです。

具体的には、

津波陸上競技中断→競技再開→県予選出場→県予選通過→東北予選出場→東北予選通過

→全国選手権出場→全国5位→帰県…そして、今

の各ピリオドでの「心の動き」です。

「その時にスポーツを頑張っていた高校生」の気持ちをお聞きして皆さんにお伝えしたいのです。

なんとかして、かなえたいものです。

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調べていて驚きました。

昭和35年の全国高等学校陸上競技対校選手権大会の会場は「兵庫・神戸 神戸市王子陸上競技場」とありました。

偶然でしょうが、何かを感じます。