がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

親子で全国入賞

今朝の雨と雷には驚きました。

久しぶりの豪雨です。9時の盛岡のアメダスを見ると、降水量21.5mmとありました。

家を出ようと扉を開けると、道の上を川のように雨水が流れています。

雨の中を歩くのが得意ではない私は、

迷わず、ゴム長靴通勤を決断しましたが、盛岡の街中を長靴で歩いている男性は私だけ。

靴とズボンの裾を「びじょん、びじょん」にしながら歩いている人たちを気の毒に思いながら、久しぶりに自信満々で通勤したわけです。

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平成21年度全国高等学校総合体育大会(美ら島沖縄総体2010)の競技が昨日から始まっています。

岩手県勢は、

昨日の陸上競技男子砲丸投げで3位・6位のダブル入賞を果たすなど、がんばっています。

今朝の岩手日報には、自転車競技個人ロードレースで5位に入賞した、埼玉県・早大本庄高校の佐々木勇輔選手が大きく載っています。

紫波第一中学校を卒業しているということで記事になっていますが、

彼のお父さんは88年ソウルオリンピック自転車競技で出場した佐々木一昭さん(紫波高校→早稲田大学、現在プロ競輪選手)であるという記憶があります。

(もしかすると…)とインターハイの入賞状況を調べてみました。

佐々木一昭さんは、

 昭和59年・自転車競技4000m速度競走で5位、

 昭和60年・自転車競技4000m個人追抜き競走で3位に入賞していました。

今回、

勇輔さんが入賞しましたので、インターハイ親子入賞となります。おめでとうございます。

親子入賞は、なかなかないだろうと思いましたので、インターハイ個人競技に限ってさらに調べてみました。

(私の記憶だより、親が岩手県出身のみ…ですので、少し危ないのですが、失礼があった時はお許しください。)

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■佐藤範美(父)、佐藤 滋(子)

  範美(黒沢尻一)→昭和23年:陸上競技砲丸投げ1位(当時は全国高校選手権大会)

  滋 (盛岡工業)→昭和54年:陸上競技砲丸投げ8位

佐々木正三(父)、佐々木雪野・佐々木大志・佐々木彩野(きょうだい)

  正三(盛岡工業)→昭和44年:陸上競技砲丸投げ2位、45年:砲丸投げ1位・円盤投げ1位

  雪野(盛岡第二)→平成5年:陸上競技砲丸投げ8位、6年:砲丸投げ2位・円盤投げ6位

  大志(盛岡第三)→

   平成6年:陸上競技砲丸6位、7年:砲丸3位・円盤3位、8年:円盤3位・砲丸6位

  彩野(盛岡第四)→平成13年:陸上競技砲丸投げ4位

■三浦剛喜(父)、三浦将喜(子)

  剛喜(盛岡農業)→昭和53年:スキーコンバインド6位、昭和54年:コンバインド2位

  将喜(秋田・鷹巣農林)→平成21年:スキーコンバインド7位

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◇う、う〜ん。

◆どうだ、驚いたか! 昨日の自転車入賞は、インターハイ史上個人競技4家族目の親子入賞だ!

◇う、う〜ん。

◆ど、どうしたの?

◇気がついたことが二つあるんです。

◆な、なに?

◇どの親子も同じ競技です。しかも同じ系列の種目。

◆そういわれればそうだね。

 佐藤親子と佐々木親子は陸上の投擲種目、三浦親子はスキーのコンバインド、

 今回の自転車の佐々木親子は長距離種目…それがどうしたの?

◇この親子は、いわば「成功モデル」ですよね。親と同じスポーツをして全国入賞した例です。

◆それで?

◇その他にも、親と同じスポーツをしている子どもたちはたくさんいるんでしょうにね。

◆いるだろうね、当然。

◇必ずしも、親の成功したスポーツが子どもに向いているとは考えられませんよね。

◆そう言えるね。

◇一番向いているスポーツを探している子どもたちに、アドバイスできるシステムがあるのかしら…

 って思ったんです、岩手に。

◆……………(汗)。

 と、ところでもう一つは?

◇もう一つはね、

 最近の親子入賞の子どもがね、

◆子どもが?

◇県外の高校の所属になっていること。

◆あ、秋田と埼玉だね。 それが?

◇とぼけないでください!

◆……………(汗)。

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帰りは、すっかり、雨が上がりました。

雨が降っていない時のゴム長靴は、自慢の種にはなりません。

おかげさまで、金曜日だというのに、どこにも寄らずに、家にまっすぐ帰りました。

めでたし、めでたし。