学校再開／違いを認める素晴らしい通知 - がんばろう！岩手のスポーツ

A school reopening notice of Iwate pref. There are wonderful instructions to accept the difference in it. 昨日、岩手県教育委員会は「令和２年度における教育活動の再開等について」という通知を出しました。３月17日の「新型コロナウイルス感染症対策のための小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校における一斉臨時休業について」（→Link）という通知で臨時休業している教育活動を再開しようとするもので、県立学校に対しては、留意事項に基づき新学期からの教育活動の再開についてを通知し小学校や中学校を運営している市町村教育委員会に対しては、県立学校への通知を参考として対応するよう通知しています。内容は、岩手県のサイト（この下線部をタップしたところ）をありますので、ぜひ、ご覧ください。まだまだ感染拡大の可能性があり、油断できない状況下での学校の再開です。普通に戻るということではありませんので、ご注意ください。

さて、その中には「部活動について」という項目が１ページ別紙として入っています。長くなりますが、まる写しします。

部活動について１全般的留意事項新学期からの部活動（運動部及び文化部）については、下記留意事項を踏まえ、生徒の健康・安全の確保のために実施内容や方法を工夫しながら実施すること。 (1) 部活動の参加は、生徒本人と保護者の意向を尊重して、参加を強制しないこと。 (2) 活動時間は、平日は２時間以内、休日は３時間以内とし、短時間で効率的な活動となるよう工夫すること。また、多数の生徒が特定の場所に長時間留まることが無いよう配慮すること。 (3) 参加する生徒の健康状態を把握し、生徒の体調管理を徹底させること。 (4) 教師や部活動指導員等が部活動の実施状況を把握すること。２活動に当たっての個別的留意事項 (1) 活動内容について・長期の休業期間により、運動等を行う機会が十分でない状態を踏まえ、軽度の活動から段階的に実施すること。・生徒が接近した状態での練習や活動及び発声は極力、控えること。 (2) 活動場所について・体育館等の屋内で活動する場合は、こまめに換気をする、ドアノブ、手すり、スイッチ等の消毒をするなど、感染拡大防止のための防護措置を講じること。・更衣室や部室は、短時間の利用とし、一斉に利用しないよう配慮すること。 (3) 文化部の活動場所について・教室等を使用する場合は、長時間にわたり密室状態にならないよう、換気を頻繁に行うこと。 (4) 合同チーム編成による活動について・部員不足等により、合同チームによる大会参加を予定している複数学校の活動については、当該校長の許可を得て、実施すること。 (5) 練習試合及び合同練習について・県内における他校との練習試合（遠征）や合同練習は可能であること。・複数校が一堂に参集し、大人数の活動となるような状況は避けること。・合宿及び宿泊を伴う遠征は、当面、自粛すること。 (6) 県外遠征及び県外学校との交流について・当面、自粛すること。

きちんと考えられています。私たちも、楽しいはずの部活動、感動や勇気を与えるといわれているスポーツ活動で、感染拡大が発生しないように努めなければなりません。 *** やっと本題部活動の全般的留意事項の最初の項目を見て、驚きました。こうです。部活動の参加は、生徒本人と保護者の意向を尊重して、参加を強制しないことそうはいっても、部活動で、うつされるかも知れない、うつすかも知れない。そうはいっても、この状況で親の帰りが遅いので、早く帰ってご飯をつくらなければならない…という気持ちに対応する、つまり、部はやめないけれど、この期間は活動したくないという生徒や、部はやめさせないけれども、この期間は活動させたくないというご家庭などの、それぞれの事情を優先する活動をしなさい…ということが最も大切という考え方が示されているのです。久しぶりの部活動、全員揃わねば！という、チームに属する人としての見方ではなくまだまだ非常時、集まれる人でチーム活動を！という、人からチームができるという見方をしなければいけないんだなあ…と、感心しました。素晴らしい！そして、おそるべし★岩手県教育委員会！ *** せっかくなので、岩手県と同様に東北でまだ感染者がいない山形県の例を調べてみました。３月23日付けで「休業中の生徒の学校教育活動について、感染防止対策を徹底したうえで、一部再開」という通知がでていますが（→Link）そこには部活動の記載はあるものの参加の強制などの記述はありませんでした（→Link） ■岩手日報の記事は→Link ■国の教育活再開に関する通知は→Link