がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

Born in:South Sudan, Fled to: Kenya

After IAAF World Relays 2019. We Japanese to be a host for Tokyo2020 must know ART. 世界リレー、面白かったですね。 特に、 女子4×200mリレーは、岩手県出身の 山田美来さん(日本体育大学2年/岩手県盛岡誠桜高校卒業←岩手県二戸市・福岡中学校)が第1走者として出場し、 なんと日本新記録樹立。 鳥肌が立ちました。 *** さて、世界リレークイズ 【問 題】 KENケニアBLRベラルーシAUSはオートラリア の国名の略称ですが 左端の選手の背中にある 「ART」は何の略称でしょうか? 【ヒント】 ARTの二人の選手 Lokonyen Rose Nathike と James Nyang Chiengjiek は、 どちらも リオデジャネイロオリンピックに出場しています。 そして その時のチーム名は「ROT」 さらに お二人とのプロフィールには Born in:South Sudan, Fled to: Kenya とありました。 (Lokonyen選手→[LINK],James選手→[LINK]) 【答え】 国名ではありません。 「難民チームの選手」です。 Athlete Refugee Team の略称
Results: 1. USA (Ce'Aira Brown & Donavan Brazier) 3:36.92 2. Australia (Catriona Bisset & Joshua Ralph) 3:37.61 3. Japan (Ayano Shiomi & Allon Tatsunami Clay) 3:38.36 4. Poland (Anna Dobek & Patryk Dobek) 3:42.14 5. Belarus (Marina Arzamasova & Aliaksandr Vasileuskiy) 3:51.64 6. Papua New Guinea (Donna Koniel & Daniel Baul) 4:04.73 7. Athlete Refugee Team (Lokonyen Rose Nathike & James Nyang Chiengjiek) 4:08.80 8. Kenya (Collins Kipruto & Eglay Nafuna Nalyanya) DQ (注:レース動画は、この下線部をタップすると見られます。
*** ARTの報道を、私は、目にすることがありませんでした。 皆さんも気がつかなかったのではないかと思いますが、 南スーダンで生まれ、ケニヤで難民生活をしている二人のアスリートが 横浜で行われた世界リレーに出場していたのです。 東京オリンピックでも 難民オリンピックチームの参加が認められています。
東京五輪でも「難民選手団」 IOCが継続方針ローザンヌ(スイス)=共同】 国際オリンピック委員会(IOC)は9日、スイスのローザンヌで理事会を開き、 リオデジャネイロ五輪で初めて結成された「難民五輪選手団」を 2020年東京五輪でも継続する方針を確認した。 昨夏の五輪では、 内戦が続くシリアから海を泳いで欧州に渡った競泳女子のユスラ・マルディニら10選手が特別参加した。<略> 2017/7/10 12:48 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG10H1J_Q7A710C1000000/
(詳しくは、この下線部をタップして、  私のブログ記事「世界難民の日/2020年をとおしての活動」へ  どうぞ) オリンピック・パラリンピックのホスト国の住民として、 スポーツをとおして難民問題を考えてみることも大切でしょう。 難民選手団が組織されること(日経新聞→[Link])、 日本体育大学難民選手団を受け入れる動きを見せていること(産経新聞[Link])… このような報道も、最近、話題にのぼらなくなりました。 スポーツイベントを契機に、 世界の様々なことを知り考えること…これがレガシーを生み出すのです。