今朝の「雲と岩手山」です。
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秋田魁新報のネット版「さきがけ on The Web」に次の記事がありました。
「鹿角ジャンプスワュに10人入団 五輪での先輩の活躍、追い風に」(リンク切れ用心pdf)
▼新入団者が一昨年2人、昨年0だった、秋田県鹿角市の「鹿角ジャンプスポーツ少年団」に
▼今年、保育園児から小学生までの10人の新入部員が入団し、合計20人の団員となった。
今年2月のバンクーバー冬季五輪ノルディックスキー複合で活躍したことが追い風になった。
▼さらに、
昨年からコーチを務めている06年トリノ冬季五輪複合出場経験者・畠山陽輔さんの存在も
呼び水になった。
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◇すごいですね。
調べてみますね。
小林範仁選手は、
秋田県立花輪高校→日本大学→東京美装興業(09世界選手権団体優勝)
高橋大斗選手は、
秋田県立鷹巣農林高校→北海道東海大学→土屋ホーム(ワールドカップ優勝2回)
湊祐介選手は、
秋田県立鷹巣農林高校→日本大学→東京美装興業(09世界選手権団体優勝)
そして、
畠山陽輔さんは、
秋田県立花輪高校→早稲田大学→秋田ゼロックス(トリノ五輪団体6位)
やっぱり、憧れの人がいるからでしょうね、子どもたちが参加するのは。
◆それだけじゃないと思うんだ。
「世界への道」が見えるから子どもたちが集まると思うんだ。
◇えっ!?
岩手だって、ホッケーの小沢みさきさんが北京オリンピックに出たし、
スキーコンバインドの世界ジュニア選手権で小林潤志郎選手が優勝したし、
ソフトボールの藤原麻起子選手は、今、世界選手権に出ているし…
他にも世界で戦っている選手がわんさかいますよ。
◆う〜ん、岩手は単発…
たとえば、鹿角のように
「鹿角でジャンプを始めて、花輪高校か鷹巣農林に進学して、大学にいってオリンピックに出る」
という「成功例」を複数の選手が見せていないよね。
◇あ、そうか。
もしかすると、
さっきの「世界で戦っている岩手の選手」は「自分の力」が高い特別な人なのかもしれない…
競技団体などの「システム」によって育ててもらったとは言い切れないところがある。
それにくらべて、
一つのジャンプ少年団から同じようなルートで次々に世界レベルの選手が育つということは、
きっと「素晴らしいシステム」つまり「世界への道」を持っているからだろうと考えられる訳ですね。
◆そのとおり。
「どんな子が来ても、努力次第で世界に行けるぜ」という鹿角と、
恥ずかしいけれども
「素晴らしい素質の子が来たならば、世界につれていくことが出来るかもしれないなぁ」
という岩手との違いが見えたような気がして…。
◇なるほどね。
本気にしませんものね。世界に連れて行ってあげる…といっても。
マクドナルドに写真と作文を送るという方法で「世界への道」を狙っちゃいますよね。
◆うまいこと言うねぇ。
◇何いってるんですか!! 他人事のように! 早く「システム」を作らないといけませんよ。
みんな、どこかに行っちゃいますよ!
◆………。
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このごろ、歳をとったなぁ…と思うことがあります。
女優さんの区別がすぐには出来なくなってきたのです。
テレビを見ていて、
「この人、ゲゲゲの女房?」
と妻に聞くと
「全然、違うよ!この人は柴咲コウっていう人だよ。ゲゲゲの女房は松下奈緒っていう人。」
だそうです。
あぶない…。