Universal Design taxi "JPN TAXI" is running in Morioka city from today.
今日から12月。
世界的には、世界エイズデー、
国内レベルでは、映画の日、鉄の記念日、
県内レベルでも、岩手リンゴ2weeks開始、いわて銀河鉄道開業15周年など
いろいろな縁起日です。
さて、
この12月1日から
「ジャパンタクシー」を一台運行するというニュースが流れています。
今日の盛岡広域圏の新聞「盛岡タイムス」は、
こういう記事を載せています。
岩手中央タクシー 東京五輪時代へ快走 盛岡市の岩手中央タクシー(佐々木康太郎社長)は、東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機として、2020年東京五輪・パラリンピックを見据えて開発された「ジャパンタクシー」(トヨタ自動車製)1台を県内で初めて導入し1日から走らせる。
車色を東京五輪のシンボルカラーである濃い藍色に統一したミニバンタイプ。
車いすでもゆったりと乗車できる。
液化石油ガス(LPG)エンジンとモーターのハイブリットシステムを採用し、環境にも優しい。
東京都内ではタクシー会社の多くが導入を進めており、岩手でも、いち早く最高品質の「おもてなし」を提供する。(略)
佐々木社長(45)が乗り心地を体感。
東京五輪を盛り上げつつ、高齢者や障害者にも優しいバリアフリータクシーの普及を進めていこうと導入を決めた。(略)
(写真入りの全文はこの下線部をタップすると読めます。
バリアフリーで環境にやさしいタクシーが盛岡を走るのです。
中央タクシーでは来年も5台導入し
将来的には、現在所有する88台の車両の半数程度をジャパンタクシーにする予定だそうです。
東京で行われるオリンピック・パラリンピックを契機として
日本中の様々な課題が解決されてゆく、
盛岡だって乗りやすいタクシーが走るようになる…
形のあるタクシーの車体だけがレガシーとして残るのではありません。
不便を感じている人が不便を感じないように準備してあげるという考え方も残ります。
実は、
ジャパンタクシーは、普通のタクシー車両よりも100万円ほど高いのだそうです。
でも、
高齢者や障がい者などの「必要としている人」のために導入してくださるのです。
東京パラリンピックまで1000日足らず。
さて、
自分が残せるものには、どんなものがあるのだろうと考えてみる良い機会です。
***
ジャパンタクシーを調べていると
東京2020パラリンピックまであと1000日!オールジャパンで様々な取り組みを推進
という
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会のページを発見しました。
こうありました。
2017年11月29日は、東京2020パラリンピック競技大会の開催まで1000日前の節目の日です。さまざまな取り組みが示されていますが、この文章にしびれています。東京2020大会が障がいの有無に関わらず、
すべての人にとってアクセシブルでインクルーシブな大会となるよう、
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)、国、東京都、パートナー企業、さまざまな団体および関係機関などが連携し、取組みを促進しています。
(元のページは この下線部をタップ すると読めます)
東京2020大会を契機として、共生社会の実現に向けたユニバーサルデザインの街づくり、心のバリアフリーを推進し、大会以降のレガシーとして残していくための具体的施策について、2017年2月「ユニバーサルデザイン2020行動計画」が策定されましたユニバーサルデザインの街づくり、心のバリアフリー をレガシーとして残す…素敵です。
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そのページにあった数値付きの図です。
10月の発売から11月29日までのほぼ2ヶ月で、1000台が導入されています。
日本全国のタクシー台数は 241,062台
1000/241,062 は乱暴にまるめると 1/240
岩手県のタクシー台数は 2,393台
1/2,393 はこれまた乱暴にまるめて 1/2,400
(タクシー台数は、平成27年3月現在。
全国ハイヤー・タクシー連合会のサイトから→この下線部をタップ)
去年、
全国平均の10分の1の導入率なのでした。
ちょっとがっかり。
でも、まだまにあう。