がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

めざせ平昌パラリンピック

Towards Pyeongchang Paralympic Games.

Cheer two atletes of Iwate.

スキージャンプのワールドカップ

小林潤志郎選手(雪印メグミルク/東海大岩手県・盛岡中央高校←八幡平市・松尾中学校)が優勝したり、

スノーボードのワールドカップビッグエア

岩渕麗楽選手(クララクエスト/岩手県一関学院高校1年←一関市・東山中学校)も優勝したりと、

今シーズンのピョンチャン冬季オリンピック出場への

県選手出場の期待が高まっている岩手県です。

ピョンチャンでは

オリンピックの後にパラリンピックが行われますが

その出場を目指して

World Para Nordic Skiing World Cupに日本代表として出場している

岩手県選手が2人います。

パラノルディックスキー日本チームのサイトから引用します。

国際パラリンピック委員会(IPC)主催のワールドカップ(W杯)第1戦が12月9日にカナダのキャンモアで開幕します。

日本からは

男子はパラリンピック金メダリストの新田佳浩選手を始め、夏冬両シーズンのパラリンピック出場の佐藤圭一選手、進境著しい川除大輝選手、岩本啓吾選手、視覚障害の部でメダルを狙う高村和人選手、座位の部で初出場の森宏明選手がエントリー、

女子は

安定した実力でもう一つ上のメダルを狙う公務員スキーヤーの出来島桃子選手、昨年ワールドカップで金メダルを獲得した阿部友里香選手、初出場となる中学生の岩本美歌選手、座位の新田のんの選手。クロスカントリーバイアスロン代表の10名の選手が出場します。

今年は3月に韓国のピョンチャンでパラリンピックが開催されます。カナダ戦はその前哨戦となる大切な大会です。

(元のページは、この下線部をタップしてお読みください。選手のコメントやスケジュールも載っています)

高村選手は、

秋田県出身で、現在、岩手県立盛岡視覚支援学校の教員をなさっています。

そして、

阿部選手は、

山田町立山田中学校から岩手県立盛岡南高校に進み、現在、大東文化大学に在籍しながら日立ソリューションズJSCに所属して活動しています。

なお、前回のソチパラリンピックにも出場した選手です。

二人の県人選手への応援をよろしくお願いいたします。

***

高村さんは視覚障害の選手です。

クラスはB1。

B1は最も障がいの程度が重いクラスで「視力は、明るさが感じられる程度」だそうです。

高村さんは、今、カナダのキャンモアで行われているワールドカップでは

9日のクロスカントリー・スプリント・クラシカルで、予選12位

12日のクロスカントリー・ロング・クラシカルでは、10位

そして

昨日14日のバイアスロン・インディビジュアルでは、11位の成績を残しています。

明るさが感じられる程度の視力の方が、

どうやってクロスカントリースキーをしているのか

どうやってバイアスロンで銃を撃っているのか

不思議ですよね。

調べてみました。

NHKの

「ブレイクスルー File.75 自らの生き様で、伝える

  ―視覚障害スキーヤー・高村和人―」

という番組が放送されたということで、

その内容のページが見つかりました。

この下線部をタップするとこの番組の「番組まるごとテキスト」というページに行けます)

NHKのサイトの写真。真ん中の真っ黒は

 (目線カメラ映像暗転 ※高村さんの感覚再現)とあります】

スキーは

先導するガイドランナー・藤田佑平さん(早稲田大学大学院生)の

声の指示で滑り

射撃は電子音で狙いを定めるのだそうです。

「狙いをつけるのは、目ではなく耳で。

 ヘッドホンから聞こえる電子音が、

 的の中心に近づくほど、高い音になります。」と

ありました。

がんばっていらしゃいます。

パラリンピックでメダルをとってほしい方です。

***

よく、

岩手県は環境面でも、さっぱり…

などと言われますが、

県立学校の教員がパラリンピックを目指してワールドカップに出場していることは

素晴らしいことだと考えます。

本人の努力はもちろんですが、

職場や家庭が活動環境を整えてくださっていることも

活躍の要因でしょう。

誇りに思います。

皆さんも、身近でがんばっている人を、応援しましょう。

***

パラリンピックはわかりませんでしたが

オリンピックに出場した岩手県職員は

ただ一人。

1952年インスブルック冬季五輪のスピードスケートに

岩手県立柏高校(現・盛岡農業高校)教員の

工藤祐信さんが出場しています。(500m15位でした)