がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

冬季国体の危機

「がんばろう!岩手のスポーツ」認定『岩手スポーツ検定』(1級問題) 【問題】  岩手にあるけど東京にない、北海道にあるけど大阪にない、岐阜にあるけど秋田にない…  これ何? 【ヒント】  ▼日本には10道県に18しかないもので、所在地は    札幌市・苫小牧市帯広市釧路市(以上、北海道)、八戸市盛岡市山形市郡山市、    日光市(栃木)、伊香保町(群馬)、富士吉田市小淵沢町(山梨)、    軽井沢町松本市茅野市岡谷市長野市(以上、長野)、恵那市(岐阜)  ▼「400」のものを数えました。秋田市は「333.1」ですから、あることにはなりません。 ********** 今、お昼ご飯を食べていることが分からないの!? 今、電卓を置いていることが見えないの!? 就職や進学関係の書類を持った生徒が私のところに来ます。 私の机のそばまで来ると、私の状態にはお構いなしに、すぐにこういいます。 「今、お時間、よろしいでしょうか?」 相手が何かしているときは、そばに立って少し待っていれば、普通は気配を感じて手を止めてくれます。 そのタイミングで「今、お時間…」なんじゃないのかな…と、小言を言うのですがピンとこないようです。 携帯電話が悪いとは言いませんが、 相手の都合は関係なく、いつも自分の都合で発信している「メールの作法」が原因でしょうか…。 あるいは、教え方が不十分、つまり、私たちの教育がなっていないのでしょうか…。 ********** 【クイズの答え】  スピードスケートの競技を行なうことのできるリンク規格(400mトラック)のスケート場。 ***** 来シーズン(2011年)の冬季国体(スケート、アイスホッケー、スキーの3競技と公開競技のバイアスロン)の会場が決まっていないことは、既に皆さんにお知らせしています。 昨日、国民体育大会の主催者である日本体育協会の泉正文国体委員長が述べたとして、 次の見出しのニュースが流れていました。 「来年の冬季国体、中止の可能性も 難航する開催地問題で」47news) 3月までに開催地が決まらないと、史上初の「開催地がなくて中止」ということになるようです。 個人的に、まったく根拠のない話をすると、   ▼県は「開催地ローテーション」などのしがらみがあるのでそう簡単には動けない。   ▼スキー競技会は、スキーインターハイのあるシーズンなので、これまた動けない。   ▼スケート・アイスホッケー競技会の完全開催は、インドアリンクの数の関係でなかなか    簡単には動けない。   ▼でも、スケート競技会のうちスピードとショートトラック、あるいはスピードとフィギュア    の2種目であれば、県営スケート場と盛岡市アイスアリーナできなくないわけでもなく…。 ***** 日本に「18」しかない施設がある街として、 ここは一つ、日本のスポーツのために、ずばり、盛岡が一肌脱ぐ気持ちはないか…ということです。 県としてではなく、 冬季オリンピック招致などの実績を持つ盛岡市が、ローテーションに関わらない臨時の会場地として、 スピードとショートトラック、あるいは、スピードとフィギュアの開催を主動し、県を動かす。 「盛岡方式の冬季国体」として発信することもでき、日本中が「さすが、盛岡!」と唸ると考えられますし、 何より、   「国体開催の真の目的は、      開催地域の住民意識の高揚         そして開催地域の未来の礎を築くことにあると考えています」 という国体主会場地招致のコンセプトを達成させるビッグチャンスです。 さて、いかがでしょうか。 ********** こんなに長いけれども、今日は、もう一丁、行きます。 nikkei.comからたどることができる「あらたにす」の「新聞案内人」に、吉井妙子さんが書いた、 『岡崎朋美“アラフォー”のパワー』 というコラムがありました。 もちろん、 日本女子では史上最多の冬季五輪連続5大会出場のスピードスケート岡崎朋美選手のお話です。 詳しくはお読みいただきたいのですが、気になったところを、無礼を承知で「丸写し」します。
<略>そんな岡崎を、「最速男」として長年、世界のスケート界に君臨してきた清水宏保がしみじみと評したことがある。 「38歳になっても、日本のトップにいることが凄いんじゃないです。ブレない精神というか、スケート以外のことに一滴も無駄なエネルギーを使っていない。年齢を重ねれば知識も増えるし、慣れも生まれるし、色んな外部の情報も届く。精神に垢がついてしまうのは仕方ないんだけど、岡崎さんにはそれがない。競技に対する姿勢は、スケートを始めたころと全く変わっていないんじゃないかな。初心のままでいられることが、実は競技を続ける上で一番難しいことなんです」<略>
私の「初心」、私たちの「初心」は、いったい何だったのかなあ… お金や賞賛や現実や苦労や中傷…いろいろなことにさらされて、きっと、あとかたもなくブレてしまっているんだろうなあ、 と、 心が「かさぶた」ですっかり覆われてしまっているような五十男は感じ、 それでも、 己の初心と、国体の主会場地が北上市に決定した後、全く姿が見えなくなった、盛岡市の初心が思い出されなければいけないなぁ…と、しみじみと考えるのでした。