大寒なのに雨が降った今日も、机の上のお話です。
今日は、机の上に
新品のバスケットシューズが一足おいてありました。
手にした誰もが、
ニコニコ顔で履いてみて、とても幸せそうな顔をしました。
当然、私も…です。
生まれてこの方、こんなガフガフのクツを履いたことはありません。
大きいクツは「人を幸せな気持ちにする」ことがよくわかりました。
バスケットシューズのサイズは29センチでした。
普段私が履いているクツは27センチですので、私にとってはたった2センチの差でしたが、
「幸せの2センチメートル」もあるもんだよなぁ…
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私たちは、365日、自分のサイズの靴を履いています。
ですから、今日の2センチは「非日常の2センチ」だったのだと考えています。
どうやら、非日常と日常の差は大きければ大きいほど、大きな幸せが訪れるようです。
その証拠に、
「日常」より7センチも大きな靴を履いてみた女性教員は、
まるで、お父さんの靴を履いて喜んでいる女の子のような表情を見せて、大喜びでした。
ふとした非日常…いいものですね。
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逆の「非日常」を思い出しました。
かなり前になります。
ラグビー関係者が、畳敷きの飲み屋さんで宴会をしていました。当然、私も参加しています。
当時は思いきりお酒を飲むのが「正しいこと」でしたので、全員が「正しいこと」を極めていました。
やがて、時間とお金の限界がやってきます。
皆さんお帰りになりますが、私が再燃焼、あ、失礼、最年少だったのでしょう、最後に会場を出ました。
下駄箱にひとつ残った革靴を履こうとすると、
靴が小さくて足が痛いのです。2センチほど小さかったのでしょうか。
原因は、
だれかが私の靴を履いて「幸せの2センチメートル」で家に帰ったのか、私の足が2時間ほどで2センチ大きくなったかのいずれかです。
家まで「不快の2センチメートル」を引きずりながら歩いて帰ったことが、昨日のように思い出されます。
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◇そうですか。
非日常は「大きいと幸せ」「小さいと不快」ということですね。
◆そういえるだろうね。
◇じゃあ、やっぱり、hirafujiさん、正しいですよ。
◆な、なんで?
◇大風呂敷が得意じゃないですか! 小風呂敷ではきっと不快な気持ちになります。
◆ほめられているのか、バカにされているのか…複雑な気持ち!
でもね、大きいことはいいことなのさ!
◇ははははは、じゃあ、hirafujiさん、全然だめですね!
◆な、なんで?
◇今日も運動着を買ったでしょう、しかも、奥さんに内緒で。
実は、ひとサイズ小さくして!
◆ば、ばれた!?