今、開催されている、2006年
トリノ冬季
パラリンピック競技大会に
アルペンスキー競技に
岩手大学2年生の 狩野 亮 さんが出場しています
シッティング(
チェアスキー)への参加ですが、その日程は次のとおりとなっていました
▽3月12日 DH
▽3月14日 SG
▽3月17日 GS
▽3月19日 SL
なお、今日の
ダウンヒルには、残念ながら、エントリーされていませんでした
(スタートリスト)
大会情報は
○ yahooスポーツ
トリノパラリンピック特集
○
トリノパラリンピック組織委員会
岩手大学のテニ
スコート脇には、狩野選手を応援する、大きな黄色い横断幕がかけられています
以前も、
陸上競技競歩の吾妻選手の世界ジュニア選手権応援の懸垂幕がかかったことがありましたが(すみません、時期・大会ともあやふやです。どなたか教えて下さい)その時よりも数倍大きいような印象です
力いっぱいがんばって下さい!
ところで
バイアスロンの
小林深雪(東京)選手が女子
視覚障害の部で金メダル、太田渉子(山形)選手が女子立位の部で銅メダルを獲得しています
テレビを見ていて、
視覚障害の方には伴走がついて滑るということは分かりましたが、射撃をどうするんだろうとの疑問が
さっそく調べると
日立システムスキー部のサイト←
ノルディックスキー講座←<
バイアスロン に記述を発見
ヘッドフォンをつけて音で的をキャッチするとのことです
視覚障害者の選手(ブラインド)は、実際自分の目で見て撃つことができないので、周波数を聞くことができるヘッドフォンをつけて行います。音式スコープという装置によって、的に銃口が近づいてくると、周波数が上がっていきます。その音を聞き分けて狙いを定め、撃ちぬきます。的の大きさは2.5cmです。銃は、長野のパラリンピックまではエアガン(空気銃)を使っていましたが、ソルトレイクからビーム銃に変わり、トリノでもビーム銃が使われます。
最初はドッドッドッドというゆっくりした音で、的のほうに近づいていくと、ドドドトトトと上がってきて、的の周辺までいくとブーッという音がしてきます。さらに、近づくとビーッという音になり、一番近いところでは1400ヘルツ位まで上がり、ピーっというとても高い音に変わります。その高音に変わったところを撃って的中させると、「当たりー」というような、クルクルっという音に変わる。当たらないとブッブーッというような音がなってとってもつらいんですね。
解決しました
ついでに
そのサイトを回っているうちに、金メダルの小林選手も銅メダルの太田選手も
「日立システム アウローラ」(アウローラ=「夜明け」の意味のイタリア語)に所属していることが判明。太田選手は
山形県北村山高校在学中ですが「アウローラジュニアチーム」として活動中だそうです
スキー部設立の理由は
<…略…>しかしながら障害者スポーツの現状は、未だ底辺も浅く、競技人口やそれをサメ[トする関係者、活動を運営する資金も少ない非常に厳しい状況にあります。才能がある選手でも競技に出場することすら難しく、さまざまなボランティアの方々の支援を受け、活動している状況です。
今般、当社がスキー部を設立したのは、そのような才能もあり、闊達な選手たちに競技に専念できる環境を提供したいと考えたのです。さまざまな障害をかかえながらも全力で競技に取り組む選手たちを支援したい、という想いです<…略…>
ということだと述べられています
おそるべし★日立システムアンドサービス
ありがたいお話です。頭が下がります
ところで狩野君はどっからお金を出しているんだろうと心配になってしまいました