がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

心眼CUP/はずがないはずがない

あなたは、目をつぶって「ストリートファイター」ができるでしょうか?

『ストリートファイター6』には、新たな試みとして視覚情報を用いずに対戦が可能となる様々なサウンドアクセシビリティが追加され、

◆サウンドアクセシビリティ改善例(一部抜粋) 

 -対戦相手との距離を知らせるサウンドエフェクト 

 -上中下段の攻撃を知らせるサウンドエフェクト 

 -各種ゲージの残量を知らせるサウンドエフェクト

  など 

視覚情報を用いない格闘ゲーム大会「心眼CUP」という大会が開かれるのだそうです

この
視覚情報を用いないeスポーツ(ブラインドeスポーツ)は
(株)ePARAと国立大学法人筑波技術大学が共同研究を行っており、

研究題目
インクルーシブなゲームの実現に向けた、ブラインドeスポーツに関する研究
目  的
視覚に障害があっても晴眼者と同等のゲーム体験が得られる環境を作る。
内  容
視覚障害者がゲームをプレイするうえでの問題に対して、以下のアプローチを行い、解決策を検討する。ゲームメーカーへのアクセシビリティのレポーティング、サポートデバイスやソフトウェア・モジュールの開発、講習会や体験会の実施など。

 ※「晴眼者と同等のゲーム体験」とは、ただゲームをプレイすることができるという状態を超え、対戦型格闘ゲームであれば対人戦を行えること、RPGであればやりこみ要素まで楽しむことができるという状態を言います。晴眼者と同等のゲーム体験こそが、インクルーシブなゲーム実現への一歩だと考えております。

その研究メンバーに、
岩手県のパラeスポーツプレイヤー
畠山駿也さん(ePARA アクセシビリティアナリスト、パラeスポーツプレイヤー/紫波総合高校卒、岩手県紫波町在住、Twitter→ Jeni/ePARA)がいます。

素晴らしい人材が、岩手には、います。
応援しましょう。

そして
目が見えない人が、テレビゲームをできるはずがない、
車を運転したことのない人が、カーレースゲームをできるはすがない、
柔道をしたことのない人が、柔道の審判をできるはずがない、
コンビニのレジ横のタッチパネルをタップできない人が、いるはずがない、
どなられて奮起しない人が、いるはずはない…

「はずがないメガネ」で、いろいろなことを見ている自分に気づくのです。

「そんなはずがない」はずがない、のです。
はずがないはずがない、をモットーに生きてゆくことを誓います。

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■ストリートファイター6のサウンドアクセシビリティ

■共同研究