◆岩手アスリートの活躍(スキージャンプ)
スキージャンプワールドカップ男子個人10戦ラージヒルKO(ドイツ、1月1日)
2位🥈小林陵侑/TEAN ROY/盛岡中央高校卒・八幡平市出身
42位 小林潤志郎/雪印メグミルク/盛岡中央高校卒・八幡平市出身
皆さまの引き続きの応援をお願いします!
詳細は→国際競技会での岩手アスリートの成績/2023~2024シーズン
◆岩手のスポーツ関連クラウドファンディング(3個人1団体)
☆岩手県障がい者スポーツ協会(障がい者スキー交流会開催継続/1月31日まで)
☆釜石ベースボールクリニック・栗澤(設立のための用具整備/1月31日まで)
☆佐々木 虎(モーグルスキーヤー/トレーニング経費/2月28日まで)
☆千葉穂波(フェンシング/遠征・用具経費/2月28日まで)
◎髙橋幸平(パラアルペンスキーヤー/欧州遠征経費/おかげさまでプロジェクト成立!)
◆「またやりたい」から「いつやるの」
12月24日に、岩手県盛岡市で行われた「障がい者スポーツ特別研修会」に参加しました。
テーマは
"「支える」から「共に創る」〜「またやりたい」を「いつやるの」に変えるプロセス“
テーマについて吟味せずに、なんとなく(積極的に関わりましょうというテーマね)ぐらいの、ゆるゆるなイメージで参加したのです。
3つの事例発表、基調講演、パネルディスカッションを通して、
そんな、ゆるゆるなテーマではなかったのです。
研修会で気づいたことを書いておきます。
■思考のマンネリ化
多くの人が、「障がい者」という言葉で、考えることをやめてしまう。
それは、
障がいのある人のスポーツを推進している人、そして、障がいのある人を迎え入れる障がいのない人、どちらにも言えることで、さまざまなことが「マンネリ化」してしまう。
たとえば、
障がい者には、一人に二人ずつ介助者をつけるべき…という「常識」に囚われ、
そんなにたくさんの人を受け入れることはできない、と、イベント開催を断るスポーツ施設、
そんなに介助者を集めることができないと、開催を断念する主催団体。
片麻痺の人と電動車いすユーザーを比べた時に、
動ける範囲は、自分で移動できる片麻痺の人が広いに決まっていると思い込んで、
事業を組み立てる事業主催者
本当にそうなのか、変えることはできないのか、と場面に応じて検討することをしないことが「マンネリ化」をもたらし、障がいのある人のスポーツ実施機会を奪っているのだ…ということでした。
関連して、
障がいのある人は、スポーツイベントに「プレーヤーとして」参加するもの…と思い込んでいる人もいるが、
茨城県の卓球バレー協会の方が「障がいのある人が、企画・運営、指導を行う」イベントの例があることを参加者に伝えてくれた。
そういえば、
2023年の9月23・24日に岩手県八幡平市で行われた、
eスポーツの、バリアフリー格闘ゲーム交流会「HACHIMANTAI 8 FIGHTS」という、東北レベルの大きなイベントのプロデューサーは、
岩手県紫波町在住の電動車いすユーザー・畠山駿也さん(会社員、eスポーツプレーヤー)だったことを思い出しました。私も、会場に行って、資金調達の方法などを教えていただいたのです。
活躍の場を、プレーヤーにだけ限定してはいけないのです。
hachimantai8fights.epara.co.jp
■目的はなんなのか
こういうスライドが出ました。
劇場での映画鑑賞体験と同じにしない
スポーツの力に騙されない
・優れたインクルーシブスポーツはコミニュケーションを取らなくても多様な参加者が楽しめてしまいます。
・コミュニティ作りなどが目的の場合は明確な指標設定が必要です。
(例 スポーツ体験後の会話や連絡先交換があるか?
映画館には、さまざまな属性のたくさんの人が来て、同じ映画を見ます。
そして、楽しい体験やワクワクする体験、何かを感じ取る体験を共通して得ます。
しかし、
映画が終わったときに、隣の見ず知らずの人と感想を語り合ったり、連絡先を交換したりして、交流することはほとんどありません。
もちろん、
これを機会にコミュニティが形成されることもありません。
映画はそれでいいのです。目的がそうではありませんから。
楽しめることを目的とする事業と、
コミュニティづくりを目的とする事業では、
その取り組み方や評価の仕方が、当然、異なります。
そのあたりを「マンネリ化」させてはいけないのです。
■「またやりたい」と「いつやるの」
こうしてみると、
「またやりたい」は、一人の観点です。
私が楽しかったから、もう一度、参加してみたい。
そんな、イベントがないかなぁ…そんなスタンス。
一方、
「いつやるの」は、複数の視点。
企画、運営している人に、照会したり提案したりするのです。
さらに、
自分たちも運営に参加して、イベントを開催しようということにも、つながるでしょう。
研修会のテーマは、
"「支える」から「共に創る」〜「またやりたい」を「いつやるの」に変えるプロセス“。
見方を固定せず、
考えることを忘れずに、
障がいのある人もない人も「共に創る」ことを行うための、あるいは、後押しするを、参加者に起こさせることが、この研修の目的だったんだ…と、腑に落ちたのです。
がんばりますよ!がんばりましょうね!