今日の盛岡城跡公園(岩手公園と以前は呼ばれていました)です。
藤棚の下のお二人は、桜を観ながらどんなお話をしているのでしょうね。
「お花見」や「紅葉がり」は二人連れに限るようです。
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昨日の「全日本自転車競技選手権大会ロード・レース」では、後片付けもしないで、さっさと帰ってきてしまってすみませんでした。大きく反省しています。
夜まで、様々なお仕事をなさった係員の方々、大変、お疲れさまでした。そして、ごめんなさい。
さて、
昨日の男子エリートのレースですが、
前半は、6人が集団から飛び出し「逃げ」ていました。
一番差がついた時で、10分程度、
つまり、先頭グループは、2番手の100人ほどの集団を、15.8�qのコースの半周弱リードしていたわけです。
16周もするとはいえ、レースの半ばでこんなに差が開けば、このグループの中から優勝者が出ると考えるのが普通です。
あ、失礼、普通だろうと、私は、考えました。
しかし、そのトップグループも、じわりじわりと差を縮められ、あと4周回のところだったと記憶していますが、
とうとう、2番手集団にのみ込まれてしまいました。
その後、あと3周回(だったと思います)の終盤の5�qにわたる上り坂で、スピードが上がり、集団から3分の2の選手がふるい落とされ、30人弱の勝負となりました。
最後は結局、ゴール前のスプリント勝負(マラソンでいう競技場勝負)に持ちこされ、記録では1位も2位も「6時間55分38秒」。
252.8�qも走ってきて「タイム差なし」です。
(そうか、252.8�q後に、1�oだけでも相手より早くゴールを横切ればいいんだ。)
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夜に、テレビを見ていると「ほこ×たて」という番組が流れていました。
最強のスプーンとユリゲラーと対決させて、その結果は…などという、楽しい番組でした。
その中に、
UFOキャッチャーで不可能とされている、「特大サイズのぬいぐるみの2個同時取り」ができるかどうか、というチャレンジの様子が映し出されました。
腰を抜かしそうになるほど、驚きました。
私は、ぬいぐるみを吊り上げて移動させ取り出し口に落とすこと…がUFOキャッチャーの成功と思って疑わなかったのですが、
テレビを見ると、
吊り下げるのではなく、ぬいぐるみを転がして取り出し口に落とす、
あるいは、アームではなく、アームがついてるUFO部分でぬいぐるみを動かして、吊り下げやすく、また、転がしやすくする…などの、私の想像をはるかに超えた技が使われているのです。
知りませんでしたし、思いつきもしませんでした。
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◇で?
◆「成功基準」はなんだったのか…
ということを忘れがちになってしまっているような気がしたんだ、私が。
◇ああ、目標を達成するために「これができたら成功したことにしよう」という基準ですよね、それ。
◆そう。
◇なるほど、
自転車でいえば、252.8�q後に、1�oだけでも相手より早くゴールすること
ラグビーでいえば、ノーサイドの瞬間に、相手より1点多く得点していること
UFOキャッチャーでいえば、取り出し口にぬいぐるみを落とすこと
◆そう。
経過はどうあれ、それがうまくゆかなければ「成功」とはいえない。
経過について、なにか、誤解や先入観やドラマ性で自分のイメージを固めていて、
そのイメージが達成されれば「成功基準」が達成されたかどうかの検証をあいまいにし、
経過で評価してしまうことがあるような気がしてるんだ、最近の自分を見ていると。
◇なるほど。
◆第71回国体の順位目標を「8位以内」に設定したからには、8位以内に入らないといけない。
お金がなかったけど、人的な資源がなかったけど、期間が短かったけど…
みんな一生懸命に頑張って、
被災地区の人たちはもちろん、岩手のみなさんに大きな感激を与え、復興の象徴になった。
目標の8位以内には入れなかったけど、いいじゃないか、岩手の力を全国に発信したんだから。
ということでごまかしてはいけないんだよ、絶対に…ということさ。
◇はいはい。今日はお聞きしておきますね。