がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

テーマは、自己ベスト

私の勤めている、

岩手県不来方(こずかた)高校の夏休みも、昨日で終了。

今日から授業が再開です。

このような日には、始業式があり、

校長講話があります。

ちょうど、今、

リオデジャネイロオリンピック

日本選手団が、

メダルをジャンジャン獲得している姿が、

メディアにどんどこ流れています。

(でもなぁ…)

という気持ちも、どこかにあり、

さらに、

インターハイや全国高校総合文化祭でうまく行かなかった生徒もいて…

というところで、

今日の校長講話のテーマは

「自己ベスト」

でした。

こんな中味です。

*****

長いようで短かった夏休みも、終わりました。

この夏休み中には、

課外、部活動、委員会活動、ボランティア活動、家族の活動、地域の活動など

たくさんのことがあったと思います。

休みに入る前に、

多くの面で、集団の主役や、自分のなかでの優先順位が入れ替わる、

大きな節目となる時期であるということを、皆さんにお話していました。

あなた方自身の、行動が、どこか変わったでしょうか。

きっと、変わったことだろう、と、期待しています。

さて、

この休みの間に、

リオデジャネイロのオリンピックや

中国地方で行われていたインターハイや、

甲子園での高校野球などを見る機会があったかと思います。

私も、たくさん、見ました。

インターハイでは、

先ほど報告があったように、不来方高校の選手の皆さんも活躍してくれました。

現在、インターハイ岩手県選手の8位以内の入賞は、37あります。

そのうち、不来方高校の入賞が11。約30%を占めています。

素晴らしい活躍だと、誇らしく思います。

しかし、

考えてみれば

オリンピックでもインターハイでも

ひとつの種目で、優勝するのはたったの1人、メダルをもらえるのはわずか3人か4人。

8位入賞といわれる人でも、たったの8人しかいません。

勝つことは、とても難しいことで、大きな価値のあることです。

でも

8位に入れなかったり、そもそも出場すらしていなかったりした選手たちは、いったい何なのか…

ということを、考えてしまいました

皆さん、これ、どう思いますか。

こういう問いを立てると

昔から、

参加することに意義がある、とか、これまでの努力に意義がある、

などという「耳あたりの良い言葉」、

つまり、

多くの人が言っていて、何も考えなくても通じたような気にさせる言葉、がその答えとして語られます。

そのような答えでも、それは、それでよいのですが、

私は違うと考えました。

スポーツでも件pでも勉強でも、

今の自分より少しでも力をつけよう、と、取り組むこと、

言葉をかえれば

自己ベストを生み出すために、さまざまなものごとに取り組むこと、が、

評価されるのだろうと考えています。

その取り組み方には

順位がつくものもあれば、ほかの人と比べられないものも、あるかもしれません。

さらに、

対象が対戦相手であったり、昨日の自分であったりと、

皆さん一人ひとり、ちがった取り組み方があるでしょう。

とにかく、

入賞しなくても、自己ベストを更新することができれば、

取り組みは成功したといえる、と、私は考えています。

間違っているかも知れませんが、

参加することのみではなく、これまでの努力を確認することだけでもなく、

自己ベストを更新しつづけることが、

その活動を自分にとって意義あるものにするかどうかの分かれ道なるのだろうと考えています。

今年度も、あと7ヶ月と少し。

就職試験までは、あと、一ヶ月、

センター試験までは、あと、五ヶ月。

意義のある高校生活を送ることを期待しています。

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あ、ご心配なく。

私は、毎日、自己ベスト更新中!

これは、

死ぬまで更新し続ける自信があります。

その記録は、自己最高齢!