がんばろう!岩手のスポーツ

岩手スポーツ応援団長を勝手に名乗る平藤淳の個人的なブログです

二つのニッコリ

「がんばろう!岩手のスポーツ」が勝手に認定する『岩手スポーツ検定』(上級問題)

【問題】

 相撲の審判は「足」を中心に見ているようですが、

 審判が、選手の顔を注意して見ている競技はいったい何でしょう?

【ヒント】

 ▼顔が良いかどうかで勝敗を決める競技ではありません。(だいいち、そんな競技はありません)

 ▼審判は白ワイシャツにネクタイ、白ズボンのスタイルです。

 ▼オリンピック競技です。

 ▼選手の危険回避のために、顔から眼を離さないのだと思います。

 ▼プロの審判の目線は違うかもしれません。

  何しろ、岩手県ではプロの試合が行われないので生で見たことがありませんから。

**********

私たちが貢献すべき対象は、「スポーツをする人、スポーツを見る人、スポーツを支える人」です。

決して、県庁の中で働いている人たちのために仕事をしているのではありません。

ということで、今日は「現場」に行ってきました。

ちょうど岩手県では「第62回岩手県高等学校総合体育大会」の中心期日競技が行われています。

ウエイトリフティングソフトテニス、ボクシング、ボートの大会の様子を見せていただきました。

【にっこり�T】

ウエイトリフティングは、「採点制競技会」が始まるところでした。

1年生が体重別の「階級」に分かれずに、3回の試技を行うというもので、スナッチ種目が重量30kgから始められました。

この2ヶ月の練習の成果を、ウエイトリフティング部に入った新入生全員が初めて発揮する場のようです。

もちろん、

観客席つきの会場につくられたインターハイ予選と同じ「プラットフォーム」の上で、選手紹介のアナウンスのもとに行われます。

30人ほどの選手がいたでしょうか、

とても上手なフォームで試技を行います。指導者の方々は、上手に教えてくださっています。

ありがとうございます。

さて、しばらく見ているうちに、成功した時の選手の表情が気になり始めました。

ほとんどの選手は

ガッツメ[ズこそしないものの、「やったぜ!」という皆様お馴染みの表情を見せます。

その中に、たった一人、上手にスナッチでバーベルを挙げた時に

(にっこり)

と笑顔を見せた選手がいました。

(ああ、スポーツっていいなあ)と幸せに感じました。

【にっこり�U】

ボクシング会場は満員でした。

小さめの体育館の半分にボクシングのリングがしつらえてあります。

残りの半分にパイプ椅子が並べてありますが、選手のお父さん、お母さんで満席です。

私は、幸せにも、リングサイドの来賓席に案内され、間近で選手の戦いぶりを見ることができました。

しかも、

ちょうど、今年の高校選抜大会で3位に入った水沢第一高校の佐々木健介選手の試合、

つまり、全国トップレベルのボクシングを生で観ることができました。

前に見たときは、彼はまだ「ライトフライ級の選手」でしたが、今日は二回り大きくなった「バンタム級」の迫力を見せてくれました。インターハイに向けての活躍を期待しています。

さて、

何試合か見ていると、例によってお客さまの様子が気になり始めました。

観客席を見ると、神様にお祈りする時のように指を組んで顔の前に出して、じっと試合を見ているお母さんが眼に入りました。

きっと、リング上にいるどちらかの選手のお母さんでしょう。

しばらくすると、

さっきのお母さんは、今度は、仏様を拝む時のように手を合わせて試合を見ています。

試合は互角の戦い。3回を終わって判定となりました。

(お母さんの息子さんは勝ったかなぁ…)

「ただいまの試合、赤コーナー…」の放送と同時にさっきのお母さんを見ると

(にこにこ、にっこり、にこにこ、にっこり)

(ああ、スポーツっていいなあ)と、再び、幸せに感じました。

*********

◇審判が選手の顔を中心に見ている… あ、わかった、にらめっこ!

◆オリンピックに「にらめっこ」はありませんよ。

◇ははははは、そんなこと知ってます。冗談です。

 政界は、大混乱!  あ、失礼、正解はボクシングですよね。

◆そう。

 選手に大きなダメージが見えたならばすぐに試合を止められるように、一生懸命に選手の顔や動きを見ているんだよ。

◇なるほど、安全確保が第一なんですね。

 ところで、hirafujiさん、本当にへそ曲がりですね。

 試合を見に行ったはずのなのに、

 選手のニッコリや、観客のニッコリや、審判の目線ばっかり見てるんですからね。

◆へそ曲がりじゃないの。そのために行ってるの。

◇………(な、何を言ってるんでしょう?い、意味不明!)